偽右衛門が決まる日、すなわち/有頂天家族2 10話感想
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久米田康治絵で褐色の女の子を見ると「思春期にナディアを見た人はトーンを貼った娘に異常に萌える」説を思い出さずにおられない僕。
有頂天家族2 第10話「偽右衛門の決まる日」
© 森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族2」製作委員会
弁天の逆鱗に触れてしまった矢三郎は、菖蒲池画伯の所に潜んでいた。一方、旅に出た矢二郎は四国の金鳥一門を訪ねたのだが……
今回は矢一郎、矢二郎、矢三郎の三者が互いを思い合い状況が重なっていく様子が印象的。立会人騒動で矢三郎が逃亡生活を送る羽目になったことで、矢三郎は京都にいながら下鴨家から離れた場所にいます。「手紙を受け取る位に」はそれは遠い。それでも矢一郎は前祝いの場でも弟達を心配し、矢二郎は手紙を寄越し言伝を守り、矢三郎はのんきな逃亡生活を送りながらもしきりに長兄のことを思い出していた。矢一郎が呉一郎と前祝いをするのと時を同じくして矢二郎は本物と思しき呉一郎と会うし、矢三郎は海星から京の呉一郎の怪しさを聞く。離れていてもどこか3人は似通っている。……赤い糸でがんじがらめにしか見えない相手と一緒にいるというところまで似通うとは思わなかったけれども。年下の海星を諦めて旅に出た先で出会うのが褐色ロリとか業が深すぎませんか兄さん、裏山。将棋に取り込まれそうになった玉蘭、嫌がる相手と駆け落ち書き置きする海星に続いて穴掘り娘とはまさしく変態揃いで良きことなり。
三者が重なる、というのは今舞台となっている日にも言える所で、「偽右衛門が決まる日」は「父の命日」であり「金曜倶楽部の忘年会の日」と重なっている。さてさて、今年も檻に囚われた矢三郎(と海星)の行く末やいかに。呉一郎の臭いをごまかせる者なんて、既に可能性は狭まりきってるようですが……?
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