ID-0 12話ツイート感想
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津田美波のマヤ、かわいかったなあ。
ID-0 第12話(最終回)「実存人格」
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ID-0の12話を視聴。前回の感想で「己が何者であるかは自己規定と他者の承認の双方で決定される」と書いたが、それが全てに通じる最終回だった。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
ケインはジェニファーが自分を愛していた事を知らなかった。ジェニファーはケインがアリスを付属物と呼んだ事を知らなかった。情報は、自己と他者双方に認識されなければすれ違いを生む。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
リックの愛の言葉を「また冗談を」と受け取るクレアと、既にデレが入ってるアマンザのズレもそのあたりの一環。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
自己と他者で認識(情報)がズレているのは、エスカベイト社の面々もまた同様だ。エバートランサーになってまで生にしがみつく醜悪な存在という認識は、彼らの訴えと事情の告白によってすり合わされる。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
その行き着く先がイドの「いる」という自己認識と「いない」という他己認識のすり合わせであるのは、この物語で彼らを知った――認識したマヤだからこその役割であると思う。認識外の他者を彼女は知ったのだ。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
自己認識と他己認識、どちらが上でもないのは特異空間で最大限に表現される。ケインはここにいると叫ぶアダムスの眼鏡にはケインが映るが、ジェニファー達の前にいる存在は自己をイドと認識しIマシンの体をアバターとする。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
しかしケインは最も身近な他人と語りながらも、イドは自分の中のケインを捨て切れない。それを解放するのはアダムスだ。他者である彼の認識あればこそ、イドは「本当の体」に帰ってこれるのだ。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
自我が拡張する病に蝕まれ、ケインの実験台にされたアリスとジェニファーは「他者」から見れば不幸かもしれない。イドとアダムスは詫びる。だが2人はそれがなければ再会する事もできなかったと「自ら」幸せを語る。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
自己を認識する事は、即ち別なる他者を認識する事だ。マヤが本作で自己を認識したように、ラジーブもまた「自分以外の文明が存在する」事を認識した。それが何をもたらすかのすり合わせ、答え合わせはまた別のお話。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
自我という情報、そのテーマを1クールでとことん「掘った」作品であったと思う。マヤとクレアが歌うPV(あれジョークだったのかな)とは印象が違ったが、ものともしない面白さだった。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
ただ早々に本題にかかりきりになったので、できれば炭鉱夫ライフがもっと見たかったかなとは思う。この長さたからテーマが収束してるわけでもあるけど、こいつらが馬鹿やってるの楽しいんだもの。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
そう思わせてくれるキャラだからこそのお話でもあり、素敵な12話でした。スタッフの皆様、お疲れ様でした。#ID_0
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月28日
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