漫画感想「うらら迷路帖」4巻

はりかもの「うらら迷路帖」4巻を読了。九占塾で千矢達が出会った新たな仲間・臣がどんどんと物語に絡んできますが、この子、千矢達4人の性質を少しずつ持っているのが面白いなと思います。小梅と同じ(元)お金持ちの出身、紺と同じく優等生で、ノノと同じく人見知りの気があって、千矢にどこか似た謎のうららに憧れて探している……という。占いの腕は優秀な一方で、その背丈に象徴されるように彼女は千矢達の妹のようでもある。もちろん同じ性質だけを持っていたら薄くなってしまうので「がめつい」という独自の性質を持っていますが、これも見ようによっては椿先生と相互に所持してるようでもあって非常に興味深いです。
九占塾での生活の中で臣は千矢達と打ち解けていきますが、その象徴の1つとして「夢さぐりの術」があります。人の夢の中に入り込んでなくした記憶や隠れた本音を探り出す……というものですが、その方法が「服を脱いで一緒に寝る」。まったく、うららは最高だぜ!服を脱ぐというのはお腹を出すということであり、お腹を出すということは本音を出すこと――これはアニメ1話の感想でも書いたことですね。実際、臣が千矢の夢の中で見つけるのは千矢のなくした記憶(くろう占いのやり方)だけではなく、もっと背の高い美人になりたいとか千矢の友達になれてるか不安だとかいった臣自身の本音でもあるのですから。夢さぐりの術で臣は千矢を探り、同時千矢は臣を探るのです。そして、この2人の急接近に紺がなんだかもやっとしてしまうのも今後の波乱を予感させられて楽しみになるところです。
一番占を目指して頑張る物語だけあって、千矢達の姿は終わらない日常とは縁のないものです。日々成長し、進歩し先に進んでゆく。今回ちょっと過去が描かれたように、椿先生や佐久隊長だって変化の先に今がある。アニメでの視聴分を終えてなお……というか一層、惹きつけられる第4巻でした。続刊、楽しみにお待ちしてます。
関連:
漫画感想「うらら迷路帖」1巻
漫画感想「うらら迷路帖」2巻
漫画感想「うらら迷路帖」3巻
うらら迷路帖 第1話「少女と占い、時々おなか」
うらら迷路帖 第2話「探し物と夢、時々甘味」
うらら迷路帖 第3話「仲間と友達、時々ライバル」
うらら迷路帖 第4話「良いこと悪いこと、時々くすぐったい」
うらら迷路帖 第5話「花嫁と神様、時々はっくしゅん」
うらら迷路帖 第6話「恋と追跡、時々よーしよしよし」
うらら迷路帖 第7話「祝詞と魔女、時々覚悟」
うらら迷路帖 第8話「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」
うらら迷路帖 第9話「母と心得、時々あなたのため」
うらら迷路帖 第10話「四人と昇格試験、時々試練」
うらら迷路帖 第11話「千矢とくろう、時々涙」
うらら迷路帖 第12話(最終回)「お風呂とお祝い、時々笑顔」

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一番占を目指して頑張る物語だけあって、千矢達の姿は終わらない日常とは縁のないものです。日々成長し、進歩し先に進んでゆく。今回ちょっと過去が描かれたように、椿先生や佐久隊長だって変化の先に今がある。アニメでの視聴分を終えてなお……というか一層、惹きつけられる第4巻でした。続刊、楽しみにお待ちしてます。
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うらら迷路帖 第11話「千矢とくろう、時々涙」
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