フルメタル・パニック! The Second Raid（TSR） 11話ツイート感想

2017/ 07/ 29 (Sat)

フルメタル・パニック! The Second Raid（TSR） 11話ツイート感想

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　部下を死なせないために待たせることは、街の人を死なせることと鏡写し。

フルメタル・パニック! The Second Raid 第11話「彼の問題」
© 賀東招二・四季童子／Full Metal Panic! Film Partners

フルメタル・パニック!TSR第11話「ふたつの香港」を視聴。失意の中、街をさまよう宗介。迫るアーバレスト抜きでのコダール戦。#フルメタ pic.twitter.com/yEuV0L2BYt
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年7月29日

前回、本作における香港は日常と戦場の2つの世界の接合点という意味で陣代高校での宗介と生活と同じだと書いたが、それは見方を変えれば香港は陣代高校を鏡写しにしたものだと見ることもできる。#フルメタ pic.twitter.com/6hGFucppTq
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コダールのテロにより人々が避難する香港は、「戦場」が「日常」を上回った状態にある。宗介が見かけた酒屋の店主たちは「戦場」から避難し、香港での「日常」を放棄する。#フルメタ pic.twitter.com/2uxkpKiOhp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年7月29日

しかし、かなめに似た娼婦は残っていた。経緯はどうあれ、残っていたとはつまり、彼女は「日常」を維持し「戦場」に屈しなかったということだ。それはエアジャック事件の時に宗介の「戦場の世界」に飲み込まれなかった事に重なる。#フルメタ pic.twitter.com/C8vcxagZSn
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年7月29日

彼女に誘われ、宗介は「遊び」に行く。酒、タバコ、かつて宗介に少し似た見た目の男と付き合っていた事。宗介が軍人だとは思わない事。娼婦が誘う「日常」は、かなめと似ているようで異なる――アイキャッチ前に象徴されるように、それは鏡写し。#フルメタ pic.twitter.com/l0O0FdTDgR
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年7月29日

今の宗介には所在がない。酒屋の店主に日本人かと問われれば生まれの国など無いと答える一方、娼婦に外国人かと問われれば肯定する。「ここではない」場所にいるべき人間――つまり、日常にも戦場にも居場所を見出だせない。だから鏡の中に迷い込むのだ。#フルメタ pic.twitter.com/A5unaYT8YN
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娼婦のかなめとは正反対の言動を聞く時、宗介は鏡を見ている。そして宗介の中で、娼婦とは反転するかなめの言葉を思い出す。娼婦の言葉を聞いて、彼は鏡の向こう側を思い出すのだ。#フルメタ pic.twitter.com/yreCrzW8pl
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結局宗介は、酒も煙草も娼婦も自分の身に入れること無く、鏡の外へ戻る。娼婦に誘われ昼夜の境目だった夕方から時は流れて夜――再び「日常」から少し離れた空間に、宗介は迷い出た。そして偶然、作戦部も掴んだ謎の暗号を目にする。#フルメタ pic.twitter.com/QagxpclO7Y
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「日常」から少し離れた場所にいる――それは暗い海中から出撃するクルーゾー達も同様だ。暗所は「戦場」であり、先の見えない恐怖の場所でもある。ラムダ・ドライバを搭載するコダール相手に彼らがどう戦うのか、次回が怖い。#フルメタ pic.twitter.com/4C8Pcjad5F
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