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漫画感想「小林さんちのメイドラゴン」4巻

小林さんちのメイドラゴン(4) (アクションコミックス(月刊アクション))

 クール教信者の「小林さんちのメイドラゴン」4巻を読了。アニメ化された話もちょっとありますが、主体は新たに登場したドラゴン、イルルとの関わりを中心としたものになっています。
 様々にイシュカン・コミュニケーションを描いてきた本作ですが、このイルル関連の話は己の中でもの異種との対話でもあります。社会人やドラゴンといった所属に基づく考え方と、そこに属する個人の考え方は必ずしも同じではありません。イルルは人間が好きという気持ちの板挟みになり、小林さんは社会人「だけ」になりかかっていた自分がトールに救われた過去からイルルどの和解を望む。無邪気さやあどけなさではカンナに似、そしてトールと同じく小林さんが大好きなイルルは、2人にとっても差異を見つめるのにぴったりな存在であると思います(実際、「会社を壊せば小林さんが授業参観に出られる」「街の被害を気にせず戦えばいい」と2人を揺さぶるイルルは心の中の悪魔のようでもある)。
 同時にイルルとの和解にあたって、上述したように小林さんもまた自己を見つめ直すというのが良いですね。モノローグはもちろんですが、イルルの悪戯で男にさせられてしまうのが実にいい。単純にコミカルでもあるのですが、男性化させられた小林さんは女のままの自我と男の体という「イシュカン・コミュニケーション」を繰り広げているのですから。作者が言うように小林さんは男の中の男の女である。
 アニメ化された部分を過ぎ、ようやく自分の中でもアニメと原作を両立して見ることができるようになってきたように思います。次巻が楽しみ。

 しかしこの4巻、小林さんが会社の「柱」と評されたのをエルマが「人柱」と考えて否定される……という話がありますが、デスマとか考えると割と笑えない勘違いの気がしないでもない。

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