漫画感想「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」10巻 

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (10) (カドカワコミックス・エース)

 長谷川裕一の「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」10巻を読了。続編のダストが3巻まで出てるのに今更ここだよ!詰み過ぎだよ馬鹿!

 この10巻はキゾ中将に対してフォント達、そしてサーカスが挑んでいく内容ですが、外惑星探査で見つけたものの使い道が対照的なのが面白いなと思います。キゾ中将が使うのはもちろん宇宙細菌「エンジェル・コール」で、これを使用してパイロットや船員を殺し遠隔操作することでMSや艦を死を恐れぬ軍団へと変えていく。一方フォント達の機体のコクピットには外惑星探査で見つけた物質の混合液が満たされ、それはパイロットをGの変化から守り高機動の操作を可能とする。共に戦力の向上を成しながらも、その方向性は全く逆のものです。この「ものは使いよう」ぶりは、ゴーストガンダムへと改修されてもなお欠陥を抱えるファントムの装備を、フォントが逆に活用してみせることからも言えるのでしょうね。
 そしてその極みこそがキゾ中将の駆るミダスの特殊能力で、「目」から入ってくるその攻撃は電子戦装備の防御をすり抜けてMSを行動不能に陥らせる。大事な情報は「目」から入ってくる――かつてカラスがドゥガチの「目」として、息子キゾが利用できるか見定めようとしたように。キゾが降伏をうそぶくクォ・グレーを「本気の目」ではないと見抜いて始末しようとしたように。ラストで正に発動しようとするフォント達の切り札もまた、「目」を奪うほどの強い光――果たしてこの暗示が物語にどんな繋がりを持っているのか、遅まきながら楽しみです。

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Posted on 2017/09/13 Wed. 00:00 [edit]

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