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漫画感想「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」11,12巻(完)

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (12) (カドカワコミックス・エース)

 長谷川裕一の「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」11,12巻を読了。やあ、1週1巻のつもりが面白くって最終巻まで読み進めてしまいました。暴走するほどの強い理性を持ち合わせたフォントはカーティスから「ニュータイプとは別の進化の可能性なのかもしれない」と言われ、彼は典型的ニュータイプであるベルと共にあるわけですが、こうした「組み合わせ」は本作のあちこちから見ることができます。ファントムに使われたザンスカールとサナリィの技術、敵と味方両方の立場になり得るサーカス、かつて木星戦役で地球の脅威となり今回は人類の希望を担うディビニダド、ミダスの特殊能力に対抗するための2種類のセンサー、恐ろしい宇宙細菌「エンジェル・コール」に対するキゾとベルの考え方の違い、コーシャの美しい顔の傷に秘められた美と醜、キゾのカガチへの執着と殺意、宿敵であるキゾを討ったフォントが同時に浮かべる憂い――どちらか片方だけがあれば良いのではなく、両方が常にともにあり、だからこそ存在できる。
 フォントが戦いの果てに見たのは平和な世界ではなく、より混沌とした宇宙戦国時代が訪れたという絶望。そして死んでしまったとばかり思っていたジャックが生きていたという希望。人間に分かるものなんてたかが知れているけれど、それは良いことばかりでも悪いことばかりでもない。だから進んでゆかなきゃならない――フォントが最後に再び旅立つ時、ベルが共にあるのは必然なのでしょう。それは男と女という「組み合わせ」であり、それもまた片方だけでは命を繋げて行けないのですから。
 「ゴースト」は受け継がれ、存在と不在は重なる――ここから続く「ダスト」は、一体どんな物語なのでしょうかね。

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