漫画感想「サーカスの娘 オルガ」1巻

オルガが所属するのはサーカス。旅回りの彼女達の観客が見られるのは1年の決まった時だけですが、それは逆に言えばオルガが観客を見ることができるのもまた1年の決まった時だけです。そして、その空白の間には何も変化がないなどと言うことはない。彼女が恋した大富豪の息子・ユーリィと会えるのは年に1度の夏祭りの夜だけ。次の年のその時までの間に、オルガとユーリィの眼前には様々なサーカスの演目が繰り広げられるのです。この1巻の最後に現れたのは、自ら道を選びまたそれを他人に納得させる力量を持つ、オルガよりもユーリィよりも遥かに自由な少年・レオ。果たして彼は、オルガにどのような演目を見せてくれるのでしょうね。

にほんブログ村