「コードギアス反逆のルルーシュⅠ興道」ツイート感想

命を賭けたゲームにかかっているのは、自分の命だけじゃない――
コードギアス反逆のルルーシュⅠ興道
©SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design ©2006-2017 CLAMP・ST
「コードギアス反逆のルルーシュⅠ興道」を視聴。再構成された三部作第1章を見て感じたのは「人間扱い」というのが1つの大きなポイントなのかなということ。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
本作は、母を殺されたルルーシュが父シャルルに謁見するところから始まる。父子が語らうのは当然の筈だがルルーシュが謁見を求めなければそれは叶わなかったし、周囲の貴族もルルーシュを政治の駒としてしか見ていない。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
シャルルはマリアンヌの死を「そんな事」と切って捨て、更に体の不自由になった妹ナナリーともども日本への人質として送り込んだ上で侵略、見殺しにする。ルルーシュは徹底して、「人間扱いされない」と感じる幼少期を過ごした。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
「人間扱い」されないものは彼に限らず世界に溢れていて、日本人はイレブンとして人間扱いされない。スザクはランスロットのパーツとして人間扱いされない。そして、日本人にとって奇跡を起こすゼロという存在も。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
王の力はお前を孤独にする、とC.C.は語ったが確かにその通りだ。挿入歌「ゼロから始めよう」に代表されるように人々はゼロを希望として扱い、そこに人間性を見ない。中の人であるルルーシュ自身がそうさせていないからでもあるが。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
ゼロが「奇跡の藤堂」のかつての活躍を奇跡ではないと理解しつつ「奇跡を起こした責任」を求めるのは「今更人間に戻れると思うな」って意味でもあるわけですね。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
人間扱いされない最たるはC.C.で、彼女は人間とは思えぬ不死の肉体を持ち自ら人間の名前すら捨てている。しかしルルーシュは彼女の本名を知る。そこにだけ「人間扱い」の結びつきが生まれる。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
しかしルルーシュは黒の騎士団を含めた他の者達を「人間扱いしない」ようにする。エースパイロット、歴戦の勇士、情報担当……どれもそれは「有能な駒」に過ぎない。同じ反ブリタニア勢力でも使えないと判断すれば処分(「整理と言ってもらいたいね」)してしまう。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
彼にとって残された「人間」はナナリーだけのはずだった。はずだったけれど、そこにはまだ1人「人間」がいた。幼少期からの友人、枢木スザク。結果的に犠牲が出ないのだろうがなんだろうが、人を駒として扱う事を彼は許さない。だから「ゼロ」とスザクは相容れない。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
レーダーで簡略化された戦闘のように全てはあくまで盤面上の駒、白兜ランスロットは「最強の敵の駒」に過ぎない筈だった――が、戦いのさなかにルルーシュはそのパイロットがスザクである事を知る。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
シャーリーの父親関連がばっさりとカットされているだけにこの「お前が盤面しか見てなかった相手は人間なんだ」という正体バレが強烈で、ルルーシュの受けるショックも大きい。そこから選択を――というところで物語が終わるのは、驚きとともに納得の流れだった。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
姓を捨てても名は捨てない事に象徴されるような、ルルーシュの悪人ながら人間的な甘さと半端さが魅力的にピックアップされている映画でした。続きが楽しみです。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
唯一の不満を挙げればカレンのシャワーシーンがカットされてた事位だろうか。大画面で堪能したかったです、島でスザクに押し倒されるシーンは是非(真顔)#geassp pic.twitter.com/CqJf64yv9j
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
追記。初週特典ピクチャードラマ「仮面告白大会」は原作6話後、ゼロの仮面がアーサーに被られた騒動の後のお話。仮面をつけているから告白できる、けれど伝わらないことを笑いのオブラートでぐるぐる巻きにした感じの内容です。見たら色々ドキドキできるかと思います。#geassp
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年10月21日
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