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道理の合わぬ世界、その不思議が惹きつける――「シャボンと猫売り」1巻 感想

シャボンと猫売り 1巻 (ガムコミックスプラス)

 高津マコトの「シャボンと猫売り」1巻を読了。読んでみて感じたのは「道理に合わない」ことがたくさん織り込まれているということでした。
 主人公のなつめは腕っ節も正義感も強いまっすぐな娘ですが猫がアレルギーで大の苦手で、死にかけの猫を助けるつもりもない「猫売り」に売ってしまうという先述の性格らしからぬ事をしてしまいます。結果、正体の知れない猫売りが猫を「パクリと食べる」というこの世のものとも思えぬ行為を見ることになりひどく後悔する。というか、これが猫売りというのがそもそも道理に合わない。やっているのは猫を買い取って食べることで、これでは猫を売ることがないからです。
 ホラーならこの罰はなつめが受けるところでしょうが、その点もやはり本作は道理が合わない。罰を受けるのはなつめの百合百合な存在であるちひろで、猫売りのよこした石鹸によってなんと「猫になってしまう」。石鹸で猫にってもう、全く道理が合いません。
 理屈も明かされず猫がなぜか駆除されまくる本作では当然これは危険なことで、すったもんだの挙句にちひろまで猫売りに丸飲みされてしまう――のですが、それによるなつめの絶望を救うのもまた、「丸飲みされたはずなのにちひろの髪留めが近くに残っていた」という「道理に合わないこと」。ひょっとしたらちひろは生きているのかもしれない。その道理の合わなさがなつめを再起動させます。そして、何やら謎の多い人物が言うにはなつめが事態を打開できるのは、猫が大きな意味を持つ本作で彼女が「猫アレルギー」だから……これもうわけわかんねえな。
 こうした「道理の合わなさ」が果たしてどこまで作者の意図するところなのか。それによって本作の面白さは大きく変わってくるのではないかな、と思います。とりあえず様子見。

 しかしラフさのある絵柄の割に本作、妙に色っぽい。アクションシーン多めなのでなつめの下半身がたびたび魅力的です。

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