すごい事なんてないのは世界か、自分か――「フリクリ」1話感想

続編に備えて視聴開始。
フリクリ 第1話「フリクリ」
©1999 I.G/GAINAX/KGI
「フリクリ」第1話「フリクリ」を視聴。なんぞこれ……このアグレッシヴさに僕はついていけるのか……(;´Д`)#フリクリ pic.twitter.com/2HNG4OjEeH
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
「すごい事なんてない、ただ当たり前の事しか起こらない」そうひとりごちるナオ太の前には、むしろすごい事ばかりがある。兄の事実上元カノとのイケない関係、町にそびえ立つアイロンみたいな巨大工場。突然目の前に現れるバイク通り魔。#フリクリ pic.twitter.com/xJSNUqvCRi
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
「すごい事」なのは画面も同じで、変態的な各キャラのアクションとかいきなり声付き漫画化する動画とか、見ていて飽きるという事がなく映像は常に刺激に満ちている。しかしそのすごさは画面内で認識できないからなのかどうなのか、ナオ太には「すごい事なんてない」と否定されてしまう。#フリクリ pic.twitter.com/0UTr5dZwLP
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
「すごい事なんてない、ただ当たり前の事しか起こらない」。彼は頑なにそう言い続け、普通に留まろうとする。ハル子が最初ナオ太を「太郎くん」と呼ぶのは普通さ、無個性さに留まろうとする彼の姿勢に通じるものだろうか。#フリクリ pic.twitter.com/IuE30kDJka
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ナオ太にとって「すごい事」は「兄」だ。渡米してやっていける位の野球の天才。だけど彼はそこには手を伸ばさない。兄はいつでもベッドの上の段、登ってはいけない、自分には登れない。すごい事なんてない。#フリクリ pic.twitter.com/rN7TyoVCjk
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そんなナオ太にハル子は一瞬でも「すごい」と言わせてしまう。聖域だったはずのそこに、彼女はずかずか踏み込んできた。#フリクリ pic.twitter.com/sYF7ESOmid
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タブーな耳たぶに触れて、嫌いな「酸っぱい」に触れて、少年は大人ぶった少年から脱皮するのか。うむ、正直1話見ただけでは色んな意味で何も言えんな。#フリクリ pic.twitter.com/FcmjF3QC9m
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しかし「フリクリはナオ太のガンダムハンマー」「ガンダムだけど所詮ロボットアニメなんですよっていう こうトミノ的なアレ」って実に感覚的だ。ちょっとすごいかもだけど結局大したことねーんだよというキャラおよび作品の自嘲諦観?#フリクリ pic.twitter.com/7ihGqLFnFQ
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