新たな始まりは、祝福の繰り返しへの導き――「魔法使いの嫁」5話感想
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救われたのは誰か。
魔法使いの嫁 第5話「Love conquers all.」
© ヤマザキコレ/MagGarden まほよめパートナーズ

「魔法使いの嫁」第5話を視聴。前回は繰り返しを断ち切るべきものと捉えたのだが、そうではなく繰り返しにも種類があるという、そういうお話だったように感じた。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
過去と裏腹に、作中でチセに触れる者は多くが彼女に優しい。それはレンフレッドとアリスにしても変わらず、彼らはチセを思いやるからこそエリアスから解放しようとする。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
しかしチセは自らエリアスのもとへ戻り、そのために自分の身を傷つけすらする。それはマシューがミナへの愛ゆえに騙されもすれば残酷な行為をできたのとさほど遠くない。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
ついでに言えば、チセの首を気遣うエリアスとアリスが茨で受ける傷を気遣うレンフレッドはこれまた接続できるので、改めてこの章では3組のパートナーが確認できる。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
「嘘を言わずに真実を黙するだけ」なのは、過去に登場する魔術師・カルタフィルスも変わらない。「自由な体から自由になれる、それどころか永遠の命すら手に入るかも」……嘘は言ってない。実際、ミナは輪廻の輪から外れて固定されたのだから。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
前回の感想で「繰り返し」について触れたが、過去を体験的に見た事でチセもまたこの事件の繰り返しの中に囚われている。それは即ち「何もできない」という無力感の繰り返し。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
過去では彼女は実体を持たないので、ミナを止めようとするその手は届かない。現在での呪いをどうするかについても、最初はミナやモリーが主導になって彼女の願いは届かず事態が進行しそうになる。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
消す事はティムがマシューを殺した事の繰り返しに近いし、モリーが自ら死んで魂の先導役を務める事はかつての猫の王達が自分達の魂を贄に淀みを食い止めた事の繰り返しに近い。それは殺された猫の魂すら淀みに加わったのと同じ、「呪わしい繰り返し」だ。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
だから彼女はその繰り返しをさせない。といってカルタフォルスのように全くの新しい事をするのでもない。彼女がするのは、花の種が風で遠くへ運ばれるという「あるべき繰り返し」へのシフトだ。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
そしてそこには、彼女の母との思い出が息づいている。決裂してしまったあの関係の中でも確かにあった、受け継いでゆくべきポピーの思い出が。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
ミナの体に手を加えて呪いへ落としたカルタフィルスと、チセに身体的には何も処置しない一方で彼女の精神に確かな影響を与えていくエリアス。チセのありようを通して、その対比が感じられた章でした。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月4日
関連:
魔法使いの嫁 感想リスト
魔法使いの嫁 第1話「April showers bring May flowers.」
魔法使いの嫁 第2話「One today is worth two tomorrows.」
魔法使いの嫁 第3話「The balance distinguishes not between gold and lead.」
魔法使いの嫁 第4話「Everything must have a beginning.」

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