嘘と本当の境目で、たった1つ大切なもの――「フリクリ」2話感想

うーんこのブラウン感。
フリクリ 第2話「ファイスタ」
©1999 I.G/GAINAX/KGI
「フリクリ」第2話「ファイスタ」を視聴。我ながらこの作品を1話1話書くとか無謀な挑戦を始めたものだと……(;´Д`) 「どこまでが本当でどこからが嘘なんだろう」とナオ太が言うように、今回は架空と現実の境界線がひどくあいまいだ。#フリクリ pic.twitter.com/rzO5ybSo2K
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月11日
角の生えたナオ太の頭のレントゲン写真は脳みそが空っぽだが本当になければこうしてられないだろうし、ハル子は年齢やら身上やらナースかどうかやらどこまで本当のことを言っているのか分からない。#フリクリ pic.twitter.com/rOK2cXjRkW
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映像面でも嘘はたっぷりで、今回は事故を起こしたハル子に問答する警備員2人が特に印象深い。ほくろの位置がまるで3つ目の鼻の穴みたいだしそのせいで単眼のように見えたり、もう1人もまるで黒目の位置がおかしいみたいに眼鏡に映ってたりする。#フリクリ pic.twitter.com/8peNBuak1A
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ナオ太の頭から生え出たロボット・カンチもなぜだか作り物の輪っかと羽根をつけられ、空飛ぶ姿をマミ美に神様と勘違いされる。いや羽根と輪っかついてるのは天使だから!……あ、じゃあ輪っかと羽根が作り物ならカンチは本物の神様になってしまう?(錯乱)#フリクリ pic.twitter.com/5fMWGM3lbt
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嘘がもっとも多いのはマミ美で、冒頭でナオ太とやり取りする彼女は嫁だの姉さん女房だのとナオ太の同級生に推測される。法律的な嫁ではないのは確かだが、2人の関係としてどこまでが本当なのかは分からない。#フリクリ pic.twitter.com/MpQSfqwL7Z
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それは彼女の事情にしてもそうだ。ナオ太の前ではいつもお気楽そうな彼女が、同級生は虐めにあってるのを前に見たという。ナオ太が自分で見たわけではない。あくまで他人の見たものであってその映像も部分的に隠され事実をあいまいにする。#フリクリ pic.twitter.com/PfvTBUZ9kQ
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マミ美とナオ太の兄は、昔の小学校の火事で出会った。その時兄に守ってもらった事をナオ太は覚えているとい言う。マミ美はナオ太は幼かったから火事の事自体覚えてないだろうと言う。実際、そんな昔の記憶がどこまで本当なのかは分からない。#フリクリ pic.twitter.com/eqtEgVgeWA
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近頃頻発している火事の放火犯はマミ美ではないか。そんな考えがナオ太の頭を過り、映像は嘘か本当か分からない空間へと突入する。結局のところ、昔の小学校を含め火事を起こしたのがマミ美なのかははっきりしない。#フリクリ pic.twitter.com/Q0zby14TlQ
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けれどどこまでが嘘でどこからが本当か分からなくても、ナオ太がマミ美を助けたいと思ったのは確かだ。そのたった1つの確かなものだけ残して、今回のお話はひとまず終息する。それだけ残れば、十分なのかもしれない。#フリクリ pic.twitter.com/8HZCsizCGI
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