アニメに応援され、アニメを応援し――「アニメガタリズ」8話感想
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イベントで無事パーカーとTシャツ購入(`・ω・´)ゞ
アニメガタリズ 第8話「アリス、オカネガタリマセンワ」
©DMM.futureworks/JY Animation・咲鐘湖学園アニメ研究部
「アニメガタリ」©アニメガタリ

アニメガタリズ 第8話「アリス、オカネガタリマセンワ」を視聴。これまではアニメが現実を応援してきた話だったが、今回は現実がアニメを応援するお話だったように思う。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
これまで様々なトラブルに負けずに皆を励ましてきた未乃愛だが、難題の追加に作品の完成もおぼつかない状況にとうとう立ち止まってしまう。1日だけ考えさせて、という事で家に向かうのは物理的に必然だが、彼女の内面的スペースとして家が機能するということでもある。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
印象的なのは摩耶と未乃愛の描き方で、制服ではなく寝間着を着て装飾を外した2人はとてもそっくりだ。特にこのアップは前後逆のアホ毛が隠れ、全く同じ瞳の描き方が彼女達を一瞬混同しそうになる位に2人を近しい存在にする。つまり姉の言葉はこれまでの未乃愛の言葉に重なる。#ガタリズ pic.twitter.com/ZYI03wKgsg
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
「未乃愛が何かに向けて頑張ってる姿を見て嬉しかった」「運動部と同じ。監督の熱意が皆を団結させて~」未乃愛が家で受ける励ましは、彼女が仲間を励ましてきた言葉の裏返しだ。自分がしてきたものと同じ言葉を受ける事で、未乃愛は力を取り戻す。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
それはアニ研の仲間も同じ事で、空白の1日を実は彼らも必死にアニメ制作に取り組んできたのだけど、それは「未乃愛が全然諦めてなかったから」だ。皆の頑張りを知っている未乃愛が諦めなかったから皆も諦めなかった。美しい円環。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
現実がアニメを応援する。それは難題である観客集めについても同様だ。切り札となった「部活アニメガタリ」は、実際にその部活をやっている唯達だからできる「アニメ語り」だ。どっぷりアニメ漬けになるだけが正義ではなく、他の事も好きな彼らだからこそできる語りがそこにある。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
しかし黒子のバスケがタラコのバスケになってるのは流石に吹かざるを得ない。主人公の存在感はどうなってるんだろうかw あと流れで未乃愛がジャージ着てるの、運動部とアニメの架け橋になってる感じでとても良い。#ガタリズ pic.twitter.com/PGm9OpJMR5
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
劇中アニメである「宇宙少女まじかる以下略」も様々な形で現実の後押しを受けている。単純に出来だけ見れば酷いものだ。仮にあれを地上波で見せられたらどういうことだと抗議の声が上がるだろう。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
そうならないのは「高校生の自主制作」という背景が分かっている事、そして「アニ研の皆をアニメ化したような作品」だからだ。劇中アニメでも本編みたいな事をする彼らの姿に、僕は思わず笑ってしまう。美少女Aと男Aもモロに阿佐ヶ谷家の事情が出てるしな!#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
いわゆる「ぷいきゅあがんばえー!」が挿入されているのもも、「現実がアニメを応援する」という文脈で見ると象徴的だ。ロボットでそれをやるのに欽ちゃんの仮装大賞システム的表現を使うとか誰だよ考えたの、天才か。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
あと美子が2人いるという状況を成立させるのに彼女の非対称なデザインを利用しているのもさりげに芸が細かい。左右どっちの組み合わせも眼鏡が出てるのが1人なので妙に画面のバランスが良いのよね。いざ腐った台詞を言わせる時は片方しか映らないしさwww#ガタリズ pic.twitter.com/n0BohSQGUR
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
そしてラスト、ついに間に合わなかったEDは未乃愛達の現実のコスプレライブで補完され完成する。これが初披露だったら余りに唐突なのだが、既にEDで「これもアニメの一部」としてさせられているのでこのライブは現実とアニメの境界をたゆたう。あとコールで現実味も後押しされる。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
現実がアニメを応援する。比喩的なようだけど、それは実際に起きている事だ。だって劇中で語っているもの、アニメ制作で粘るのは「できあがったアニメを楽しみにしているファンのため、アニメを見てくれる人達のため」だからだって。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
親父がコミケ参加者どころかスタッフだったとか、有栖が部費を浪費したコスプレ衣装がダンスに繋がってるとか、1話の謎の銅像が学園長だったとか、伏線と思えない場所からの伏線も巧みで実に素敵な回でした。さあこの第2の最終回の後は一体どんな話が……?#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年11月27日
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