揺らぐ境界は1つではなく――「アニメガタリズ」9話感想
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この前夜の苦笑から翌日のドン引きへの未乃愛の声の変遷がとても好きなんですが、台本とか演技指導とかどうなってるんだろうw
アニメガタリズ 第9話「アニケン、ズットテング」
©DMM.futureworks/JY Animation・咲鐘湖学園アニメ研究部
「アニメガタリ」©アニメガタリ

アニメガタリズ 第9話「アニケン、ズットテング」を視聴。今回は学園祭の打ち上げから始まり、そこからアニメ制作の打ち上げは普段交流する機会の無い者の交流の場だと語られる。交流するという事は、境界が揺らぐという事だ。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
今回アニメと現実の境界が揺らいでいるのは言うまでもないが、考えてみれば元々「アニメガタリ」が「自分語り」の本作は揺らぎに敏感だし、学園祭編は顕著だった。アニメの自主制作って、アニメを見る人と作る人の境界を揺らす行為なわけだし。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
そして境界が揺らいでいるのがアニメと現実だけではないと考えたなら、当てはめられる情報はぐっと増えてくる。今回アニメに影響を受けた部活動の面々て、他の部活とも交流している(境界を揺らしている)のだ。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
囲碁サッカーもとい囲碁バレーが分かりやすいが、他にも陸上部の唯はロボ研の力を借りて跳躍力を上げようとするし、テニス部は魔球に化学部の力を借りる。他にも異能力野球vs弓道バッターとかもうわけわかんねえなこれ。#ガタリズ pic.twitter.com/sVWgTVvOlb
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
これまでパロはアニ研の専売特許だったのが皆してやりだすし、アバンとAパートの境も揺らぐし、家での未乃愛の苦笑は途切れることなく翌日の聖帝十字陵へのドン引きに繋がるし、境界揺らぎ過ぎ。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
廃部の決め手となってしまった五門先生の謝礼受取りにしても、部費の足しではなくVHDデッキの購入という公私混同――つまり公と私の境界を揺らしたせいで起きたわけで。おい有栖お前がツッコむとまた境界が揺らぐからやめろ。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
そして今回の話では、敵と味方の境界も揺らいでいる。アニ研に徹底した嫌がらせをしてきた椿会長は忠告(味方)をする一方、部員を細かくケアしてきたある意味1番の味方だった筈の中野先輩が、内通者というアニ研の最大の敵となる。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
そんな中野先輩は塊にオーロラと呼ばれて、その名前で呼ばないでくれと返す。これまでだったら名前にこだわるのは塊の方だった筈だ。そういう役割の境界もまた、揺らいでいる。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
しかし中野先輩がオーロラ先輩言われるのがよく分かってなかったのだが、彼の名前って光輝と書いてオーロラと読むのか? デスノの後に月(ライト)って付ける親が本当に出てきたような経緯だったりするのかしらん。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
これまでアニメを思いっきり肯定してきた本作が、「現実と区別しよう」とアニメを否定する方向へと境界を揺らしてきたようにすら見える今回のお話。さてどんな風にまとめるんだろう、色んな意味でドキドキしてきた。#ガタリズ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年12月4日
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