心の温度――「魔法使いの嫁」13話感想
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「雪虫」は北の方に実際に存在する虫なのね、知らなんだ。
魔法使いの嫁 第13話「East, west, home's best.」
© ヤマザキコレ/MagGarden まほよめパートナーズ

「魔法使いの嫁」第13話を視聴。エリアスが知る人の心と「人間の先生」の危機。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
雪蟲に暖気を奪われたチセは、目覚めるとエリアスに抱きかかえられている事に気付いて温かいどころか暑いと返す。体の温度と心の温度が置換されているわけだけど、それはチセの不在を「寒い」と形容したエリアスがやっていたことでもある。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
2人一緒にいる時は冷気を食べる綿蟲が出て和やか、話したい事を話せない内に1人になったら雪蟲が……というのはよくよく心の温度に合った出番の割り振りである。暖気を食べる雪蟲が「繁殖期」というのもなんともまた。杖の「2本目」とかもするし。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
エリアスは自分が感じた心の寒さが寂しさというものだとチセから教わり、彼女を「人間の先生」とする。もちろん彼はチセの「魔法の先生」なので、今度は温度ではなく教えることが相互に置換されている。つまりそれは両者が対等ということだ。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
エリアスと対等であることはチセの行動への反応でも示され、咳に悩むサイモンにニワトコのシロップを出す気遣いは奇しくもかつてエリアスが振る舞ったのと同じもの、同じ味だ。だから彼がエリアスを優しいと評せば、それはチセへの言葉ともなる。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
自分を大事にする事が、自分に手を差し伸べてくれた人を大事にする事にも繋がる。前回ネヴィンに受けた助言は、かくて「人間の先生」チセと「魔法の先生」エリアスの対等さによって体現される。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
しかし対等になるならば、「人としてのありようを失う」事態も繰り返されるものだろうか。かつてチセの危機に異形を現したエリアスの如く、今度はチセが灰色の目によって狐に変えられてしまう。灰の目に触られる時にすがった手に光り、变化と共に落ちた指輪の行く末は。#TVまほよめ #mahoyome
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月6日
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魔法使いの嫁 感想リスト
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魔法使いの嫁 第2話「One today is worth two tomorrows.」
魔法使いの嫁 第3話「The balance distinguishes not between gold and lead.」
魔法使いの嫁 第4話「Everything must have a beginning.」
魔法使いの嫁 第5話「Love conquers all.」
魔法使いの嫁 第6話「The Faerie Queene.」
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魔法使いの嫁 第8話「Let sleeping dogs lie.」
魔法使いの嫁 第9話「None so deaf as those who will not hear.」
魔法使いの嫁 第10話「We live and learn.」
魔法使いの嫁 第11話「Lovers ever run before the clock.」
魔法使いの嫁 第12話「Better to ask the way than go astray.」

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