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人と星の一期一会――「男爵にふさわしい銀河旅行」1巻感想

男爵にふさわしい銀河旅行 1 (BUNCH COMICS)

拍手返信:と~しきさん(瞳は行いを映す――「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」感想
>主人公二人の瞳術を通して語る感想、面白く読ませて頂きました。言われてみれば天膳戦の床を踏みぬいた描写も伊賀側の思惑を破綻させたって見るとドジっ子度が増した朧の描写も納得なのでした!伊賀と甲賀でここまで対比させて殺し合いをさせるプロットの完成度の高さが流石山風!見事に漫画化した流石せがわまさき!と言わざるを得ない傑作なんだと思いました。どうしても比べられてしまう桜花忍法帖はハードル高いですが楽しみに見させていただきたいですね。ちなみに僕はお胡夷が好きでした。血を吸われてもいいw
 ありがとうございます。そのまま漫画化したのではなく、よくよく計算して手を加えてあったのだと納得する再読体験でした。改めて、すごい作品ですよねー。桜花忍法帖も楽しみにしたいです。
 お湖夷は連載初期の人気投票で1位を取っていた記憶がありますね。大御所様に「汁っ気の多い読者」とか言われてたはず。 その頃は僕もお湖夷派でしたが、その後に朱絹が真価を発揮したので……w



 速水螺旋人の「男爵にふさわしい銀河旅行」1巻を読了。様々な星を渡る宇宙旅行もの……と形容するともはやノスタルジーを通り越した古さを感じますが、本作は多分にその点に自覚的です。

「むかしむかしそのまたむかし… 銀河のあまたの星ぼしはそれぞれ王様や大公や伯爵や長官に治められていた」
「そして宇宙を旅するさまざまな人 騎士に傭兵 商人に詩人 泥棒に職人 宙夫に巡礼…」
「これはそんな中の一人 ミハルコ男爵の遍歴と冒険のバラッドである」


 昔のSFどころかまるで中世の旅行譚か何かのような紹介文! 表紙の青年や建物を見ても分かるように、宇宙旅行にも関わらず本作は古めかしい意匠に満ち満ちています。ぶっちゃけた話ピカピカしたものがない。貧乏旅行中の男爵の止まる宿はいつもオンボロ、ロケット宇宙船の食事は昔のオートレストランみたいな自販機、スマホなんてなくて電話は受話器付……というか「古めかしさ」でコーティングすることで異なる時代・異なる国の要素のチャンポンが可能になっていると言った方がいいでしょうか。毎回毎回違う星に行くので風景はガラリと変わるのですが、一方で星が変わっても別の作品になってしまったかのようなズレを感じることがないのです。ある日はRPGみたいな宿のベッドで寝て、ある日は日本旅館みたいな敷布団で就寝。またある日は宿のビデオの有料チャンネルカードを買おうとこっそり動き……とかやってるのに違和感がないとかどうなってるのだろうか。1話1話が寓話性持つような作りでもない故に、訪れる星が「その話のため」に作られている感覚を覚えないのも一因でしょうか。1番は主人公のミハルコ男爵ご一行が基本的にコミカルで、物語に透徹したちゃらんぽらんさを感じるからだと思いますがw
 お話は1話完結、その星との関係はその回限り。あれやこれやと考えるよりこの「速水螺旋人銀河」を旅行したくなる、そんな作品だと思います。

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