2人で見つける小さな歓び――「ハクメイとミコチ」1話感想
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うーんなんというシームレスな別メデイア化。
ハクメイとミコチ
©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

「ハクメイとミコチ」第1回を視聴。ああ、これはいかん……疲れた頭で見るとそのまま寝入ってしまいそうな心地の良さ……#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
サイフを失くした事に気付いた喫茶店兼飲み屋で、ハクメイはサイフォンを見つける。駄洒落てもいるが、サイフォンは液体を移動させる管。「道を作るもの」だ。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
ハクメイは感覚的、ミコチは理論的。対照的だけど、それ故に互いは互いにとって道を作ってくれる存在になる。前者の携帯食はざっくりでっかいピーナッツ、後者は容器に詰めたミネストローネというのはなんとも違いが分かりやすい。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
ハクメイの思いつきや道作り、虫との交渉が無ければ目的地にはたどり着けなかったし、ミコチのミネストローネが無ければ夕焼けトンビの発見(再会)は叶わなかったろう。2人が互いに道を作ってそこにたどり着いた。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
もっともこの作品は、結果だけで良し悪しを決めない。それはタンスを運ぶのを頼めば良かったのに、なんてオチがついてもまったくガッカリしない事からも分かる。山頂に着くまでの道中、それだけで既に楽しい出来事は既に成し遂げられている。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
それが顕著なのはBパートの2話で、財布を失くした一大トラブルにも関わらず探索行は辛いものにはならない。行きつけのマスターに「たまには観光気分で」なんて言われて、実際そんな風になってしまう。お弁当のように、ハクメイとミコチではんぶんこしたお陰。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
行き交う人々の中で、やはり2人はそれぞれ感覚と理屈でやりとりする。ハクメイが財布紛失をバラしてしまった事が大漁に繋がるし、ミコチの料理知識が町の人々の食材作りに道筋をつけることになる。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
どこに行きたいかと問われて弁当を食べたいというハクメイのシンプルな回答は、ミコチの町の知識でランチに素敵な場所への案内を導く。2人でなければ、やっぱりそこへの道は作られなかっただろう。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
もういいか、と道中に満足した後に罰悪く見つかった財布も、ハクメイのマグカップ購入ということで形がつく。マグカップのように2人はお揃いで、それがラストは豪気な酒盛りに落ち着いた。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
身長わずか9cmの彼女達を描く事は、小さな世界を切り取る事だ。多用されるカットインはもちろん、ワイプや画面枠が効果的に視界を狭め誘導し、気付きを誘う。筆致の精緻さだけで既に驚かされるのに、それだけで終わらない目を奪う「画面」のセンス。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
見ていてとても幸せになれる30分でした。これを3ヶ月見られるということに、既に感謝でいっぱいです。#hakumiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月13日
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