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逆さまの美醜――「ダーリン・イン・ザ・フランキス」5話感想


「雨の後っていい匂いするんだね」……雨の中で泣いたのは?



ダーリン・イン・ザ・フランキス 第5話「キミの棘、ボクのしるし」
©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
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 「ダーリン・イン・ザ・フランキス」5話を視聴。前回ヒロはゼロツーも俺たちと同じ=特別じゃないものとし、自分もチームの仲間である(特別じゃない)と自己主張したわけですが、今回は再び「特別」を示しつつ進んでゆくお話であったように思います。

 特別な存在であるコドモ達は第13プランテーションだけではなくキッシングした第26プランテーションにもおり、一見その特別性はなくなったかのように描かれます。しかし第26プランテーションのコドモ達は負傷しており、自分達をコード以外で呼び合う習慣もなく、登場するフランクスはどれもほぼ同じ。前回ハチが適応値の高い個体から選び抜いた者だと語ったように、やはり主人公達は特別です。
 また明るく元気に振る舞うヒロの様子にミク達はゼロツーのパートナー殺しは嘘だったのでは――彼女の危険は「普通」の範囲に収まるものではないかと考えますが、それはヒロもまた死にかけていることで否定されます。ゼロツーはやはり特別。そして一方で、同じ死にかけでもヒロはゼロツーに乗った他のパラサイトとは真逆の数値を出している事も劇中では明らかになる。同じく死にかけているのだからヒロもまた「普通」と思いきや、その体の反応は「特別」を示している。

 特別扱いしないようにしても、どうしても差異は際立ってしまう。チームに戻ったヒロは自然と彼らの中心になるし、ゼロツーの奔放さも消えることはない。2人は共に、第26プランテーションのコドモ達にも知られた存在です。そしてイチゴとゴローもまた、ヒロを特別視せずにはおれない。叫竜150匹というこれまでと比べ物にならない、ストレリチア無しでは皆が死にかねない戦闘が予見されてもゴローはヒロ1人の死を恐れるし、事情を知らないイチゴもリーダーとして出撃は認めるものの、繰り返しゼロツーに接触しヒロを死なせたくない思いをリーダーとしての言葉に乗せる。そこに紛れているのは我欲でありワガママであり、しかしそれらの感情は少なくとも今のように押し殺して済むものではない。

 ゼロツーとヒロは我欲とワガママに忠実です。かたや日常でも(過去の戦闘でも)奔放極まりなく、かたや仲間の命ではなく自分の生きがいのために死の危険の迫る搭乗を希望する。その姿はヒロの胸の病巣のように醜く痛く苦しく、「でも、とってもキレイ」。この2人のこれからの道のりを感じるような回でした。


 しかしゼロツーは過去に無茶な戦い方をして仲間を孤立させそのパートナーを死なせたとのことですが、これ現在においてもまたヒロについても言えることですよね。ヒロに対するゼロツーの気ままさがイチゴ1人を傷つけ、また自分が死ぬかもしれないのに乗る気を変えないヒロの「無茶な」やり方はゴローを1人悩ませる。うーんこの「パートナー殺し」どもめ……

【追記】


関連:
ダーリン・イン・ザ・フランキス 感想リスト

ダーリン・イン・ザ・フランキス 第1話「独りとヒトリ」
ダーリン・イン・ザ・フランキス 第2話「繋がるということ」
ダーリン・イン・ザ・フランキス 第3話「戦う人形」
ダーリン・イン・ザ・フランキス 第4話「フラップ・フラップ」

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2 Comments

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イチゴの感情は我欲とか我儘ではなく、恋。

2018/02/13 (Tue) 01:36 | EDIT | REPLY |   

闇鍋はにわ  

コメントありがとうございます。

恋とは己の中から湧き出る欲求であり、ままならない我儘な感情であると僕は思います。
そしてだからこそ、我欲も我儘も一概に否定されるべきものではないのではないかなと。

2018/02/13 (Tue) 07:15 | EDIT | REPLY |   

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  • 2018.02.12 (Mon) 20:26 | ぬるーくまったりと 3rd
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