本当に馴染めないのは誰か――「フルメタル・パニック! Invisible Victory」1話感想
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旧シリーズを視聴しといて良かったとつくづく……
フルメタル・パニック! Invisible Victory 第1話「ゼロアワー」
©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

「フルメタル・パニック!IV(4期、Invisible Victory)」1話を視聴。これまでのTVシリーズでは「戦争の世界」に生きてきた少年・宗介が「日常の世界」に触れて戸惑い変化していく姿が主体だったが、この1話からは「第3の世界」――イメージの世界をより映していくという印象を受けた。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
第3の世界、イメージの世界とは簡単に言えばウィスパードの世界だ。これまで「日常の世界」に馴染めないのは宗介だったが、林水会長が指摘するようにそこに馴染めない因子はむしろかなめこそが持っている。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
宗介からかなめへ危うさを映す事ができるのは、今回の敵が戦争の世界の延長線の住人であるアマルガムというより、レナードというもう1人のウィスパードの世界の住人だからだ。アマルガムが方針転換したというのは、物語的にはレナードが前面に出る事を意味する。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
学校からの帰り道、宗介はかなめの手を握る。エレベーターの階表示のように高揚する気持ち――まるで彼もまた、日常の世界の住人になったよう。しかし敵の気配を感じたとならば、彼は戦争の世界の住人に戻らざるを得ない。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
しかしそれでは第3の世界には太刀打ちできない。警告は紋切り型で意味を成さず、拳銃はマントに弾かれ、ウィスパードの科学の産物であるアラストルの相手は厳しい。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
レナードが立ち去った後、宗介はかなめの肩に手を置こうとするが、怯えた彼女はくるりと周りそれまでレナードのいた側へと行ってしまう。レナードの抜け出した窓はまだ空いている。風も、吹いているのだ。#fmpiv #フルメタ pic.twitter.com/4kj6dWo3kg
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
EMP攻撃にしては継続的過ぎる謎の電波障害、戦争の世界の常識では考えられない異常事態――経緯はまだ描かれていないが、それは第3の世界による侵食だ。ラムダ・ドライバに代表されるように強力なそれに、戦争の世界はそのままでは敵わない。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
宗介とかなめの乗った車は、2人が築き上げた世界。日常、戦争、第3の世界が絡み合った小さな世界。けれどそれはちっぽけで、その小さな車でいつまでも逃げおおせるわけがない。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
かなめの自意識として、自分は日常の世界の人間であり第3の世界なんて関係ないと思いたい。だが周囲はそれを許さないし、ミスリルに行く事は戦争の世界へ行く事だ。それがかなめの望みに合うものでないと宗介は分かっているが、小さな車のようなちっぽけな世界で逃げ出す勇気もない。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
宗介とかなめの周囲を、戦争の世界と第3の世界の尖兵である武装兵士とアラストルが追う。果たして2人はそれらから、そしてそれよりもっと大きなものから自分達の身を守り通せるのか。期待されるハードルの高さに挑戦する宣言をするかのような新シリーズのクオリティ、楽しみです。#fmpiv #フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年4月14日
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