真に迫るように――「ガンダムビルドダイバーズ」3話感想
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シャイニングフィンガーソードを彷彿とさせるワンシーンに興奮。
ガンダムビルドダイバーズ 第3話「守る者」
© 創通・サンライズ・テレビ東京



「ガンダムビルドダイバーズ」3話を視聴。リクが憧れのチャンピオンであるクジョウ・キョウヤと出会う今回は、様々な「作り物が生きたものになる」話であるように感じました。
冒頭、キョウヤはロンメルの肉球が気持ちいいからとプニプニします、本来は感覚の無いはずのGBNで――同時に今回の話でモモカは、サラにハグされて感覚が無いはずなのにくすぐったい気がしてくると語っている。こと今回の物語だけで語るなら、キョウヤが肉球の感触を楽しめるのは「無いはずの感覚があるような気持ち」が極まっているからなのでしょう。幾度も悔しい思いをしながらもやめなかった先に多くの出会いがあり、気がつけばGBNの世界が大好きになっていたキョウヤ。彼にとってGBNとは作り物ではなく、しっかりとした生きた世界なのです。だからそこにあるものに「単なるゲーム」に留まらない愛着があり、自警団のようなことも買って出る。
リクもまた、そういうキョウヤに助言を受けることで自分の中のモヤモヤした気持ちが悔しさなのだと形を与えられ、どこへ向かいたいかという指針を得ます。それは不定形だった感覚が1つの生き物としてリクを動かす力になるということ。そして今回キョウヤと接したことで、チャンピオンは遠くから見るだけの存在から1個人としての性質――生き物としての姿を取るようになりました。
生きたものになっていくのは感覚や気持ち、人物といったものだけではなく、GBNそのものもそうです。マスダイバーによって発生しているバグは、自機の武器が突然ロストするとか計算式がおかしくなるといった類のものではありません。現在のところ描かれているのは「行動不能のはずの機体が動く」「後のステージのボスのはずの機体が自ら現れる」――まるで、それらの機体が「生き物になった」かのように(おあつらえ向きに今回のそれは、機械生物とすら言えるデビルガンダム)。このバグ、単なる異常挙動に留まらない影響がありそうです。
さて、次回は突然の修行回? どんなお話になるのでしょうね。
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