見えないものから学ぶこと――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」4話感想
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鬼太郎と裕太がメインだとねこ娘のスタイルの良さがいっそう際立つな。
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第4話「不思議の森の禁忌」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション



ゲゲゲの鬼太郎、6期4話を視聴。目玉おやじは「子供の魂は不安定」と言いますが、不安定なのは裕太の精神だけではありません。最初は裕太を受け入れるのに反対していたねこ娘は裕太の言葉にちょろ可愛く手のひらを返すし、ゲゲゲの森は裕太にとって楽しい場所にもなれば危険な場所にもなる。子供の好奇心は悪いことではないと目玉のおやじに言われるが、実際危険を招きもする。山じじいにしてもこれまでの3話のように悪役一辺倒というわけではなく、穏やかな存在から暴れまわる存在に、更には厳格ながらも赦しの心を持つ存在へと劇中で変化しています。
「見えてるものがすべてじゃない」……山じじいの付けたバッテンは見えなくなりますが、それはけして消えたわけではない。ゲゲゲの森に行ったことは黙っていても裕太の妖怪への好奇心は一層強まるし、どの世界にも犯してはならない掟があるという山じじいの言葉を、裕太はゲゲゲの森以外でも適用していくでしょう。今回はちょっとした社会勉強のお話。そんな風に感じました。
ネットでは裕太の名字は天童なのでは、彼のおばあちゃんとはひょっとして3部の夢子なのでは……という考察もあるようです。たぶん描かれることはないでしょうけど、そういう想像もまた「見えないもの」なのかもしれませんね。
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