時間を重ねて紡ぎ出す――「重神機パンドーラ」6話感想
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サソリって小さいのを食べる印象だったのですが、調べてみると手のひらサイズのも食べたりするのですね。
重神機パンドーラ 第6話「哀と復讐の翼」
©2017 Shoji Kawamori, Satelight / Xiamen Skyloong Media

「重神機パンドーラ」6話を視聴。Aパートはまるで先週重傷を受けたクイニーが運ばれているのかと錯覚するような、救急車のサイレンの鳴る回想から始まる。この時視聴者の中では過去と現在が「重なって」いるのであり、それは6話の進行にも大きな意味を持つ。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
致命傷ではというレベルのクイニーの負傷はギリギリで急所を外れていた。他の人間なら幸運と判断する所だが、ワンの腕を知りまた彼に唯一人生かされた過去を持つクイニーは、今回(現在)もまた生かされたのだと見抜く。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
再襲するB.R.A.I鳳雛は以前と比べ物にならない進化を遂げていたが、それでも過去は現在に対して有効だ。閃光弾の効果を応用した煙幕によって、街の被害は抑えられる。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
今回の話で折々に挟まれる回想は現在とシームレスに繋がり、それが物語を展開させていく。最たるはもちろんクイニーの師の助言であり、空神拳を学ぶにあたっての助言という過去はそのままハイパードライブの制御という現在に直結する。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
更に、人型のテラロイドモードへと変形したことでクイニーのMOEVは拳法を扱える存在となる。それはクイニーの学んだものが十全に活かせる姿であり、即ちそれはMOEVの操縦においてクイニーの過去と現在が重なるということ。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
また戦いが終わった後、戦勝会とクイニーのパンドーラ入隊祝いが同時に描かれる。1つの場所に留まらない彼女がどうして?という現在に対しては、「ワンの死体が見つからなかった(のでまたここに現れるかもしれない)」という過去が回答になる。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
そして、そこでのクイニーの挙動不審はこれまでの行動という過去と重ねることで「辛いものが苦手で甘党」という現在を導き出す。その嗜好とハイパードライブの副作用の個人差が「重なる」のも妙な味わいだった。#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
本作の場合、人型に変形する事でパイロットの人となりやあるいは人間的な成長が出てくる感じになるのかな。ダグ機はその内に変形するだろうけど、他の面々もそういうドラマと合わせた開示があるのかな……?#重神機パンドーラ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月10日
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重神機パンドーラ 感想リスト
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重神機パンドーラ 第2話「箱を開けし者」
重神機パンドーラ 第3話「2038 ネオ翔龍」
重神機パンドーラ 第4話「咆哮突破作戦」
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