映らないものは見えないもの――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」8話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2018年春アニメ

だからと言って存在しないわけではない。ねこ娘がスカートを抑えたなら見えないものを見るのだ。
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第8話「驚異!鏡じじいの計略」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション



ゲゲゲの鬼太郎、6期8話を視聴。今回は画面構成によって「見えないもの」を作り出し、視聴者と鬼太郎達をミスリードするという面白い展開。なにせタイトルや予告からして本当の襲撃犯のがしゃどくろを見せず、あたかも鏡じじいがまなに懸想してさらったかのように描いているのだから徹底しています。一方で「まなの級友は意識不明なのにまなは身体ごとさらわれる」「鏡に吸い込まれる前にまなが何かに驚いている」など初期からひっかかる描写もきちんと用意されており、番組の途中で見えないものに気付いた人も多かったのではないでしょうか。
今となっては大したものには見えない鏡も母親を含めた嫁入り道具だった過去があったり、酒1つとってもあれこれと因縁があったり。ロリコン犯罪者と思いきやむしろ守る側だったり、更にはむしろただの女好きだったり。正しくキャッチコピーの通り、人間も妖怪も世界も見えてるものが全てではない。それを視聴者に体感させる回だったように思いました。
さて、次回は週明けには強行採決されそうな某法律を嫌でも連想させるお話。思い出した人も多いと思うのでかっぱ寿司のコピペのリンク貼っておきますね。
https://anond.hatelabo.jp/20141007091033
関連:
ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 感想リスト
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第1話「妖怪が目覚めた日」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第2話「戦慄!見上げ入道」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第3話「たんたん坊の妖怪城」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第4話「不思議の森の禁忌」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第5話「電気妖怪の災厄」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第6話「厄運のすねこすり」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第7話「幽霊電車」

にほんブログ村