見えない危険にご用心――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」11話感想
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タヌキってイヌ科だそうですよ(何
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第11話「日本征服!八百八狸軍団」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション



ゲゲゲの鬼太郎、6期11話を視聴。今回のお話は「危険は見えないもの」という印象を受けました。
SNSが通じないためにまなは狸達の襲来を妖怪ポストで伝えようとするわけですが、ねずみ男が狸達の手先になっていることは「見え」ません(視聴者には2人が会った瞬間に察した人も多そうですが)。また狸達も彼女を捕まえれば事足りると思ってしまい、落とした手紙が鬼太郎達のところに運ばれる危険が「見え」ない。結果、事態が鬼太郎に知れるという危険は見落とされてしまいました。
総理や政府もまた、第二の月が何なのかという正体が「見え」ないが故に撃ち落としてしまえという結論に達し、妖怪獣の復活に加担してしまうというミスを犯します。総理自身、責任という見えないものと戦っていたわけですが、最終的には狸に政権を譲渡したらその責任が別に発生することが「見え」ず降伏してしまう。
鬼太郎達もまた様々な危険が「見え」ず窮地に陥ります。そもそも日本が狸に襲われているということが彼らには「見え」ていなかったし、出入り口が塞がれてしまっていることも「見え」ていなかった。そして要石に呪いがかかっていることも「見え」ず、鬼太郎は石にされてしまうのです。
日本を征服した狸達ですが、やはり今なお危険が「見え」ていません。それは目玉おやじの存在を見落としているということ。自分のせいで息子が石になってしまったという責任(見えないもの)を背負ったおやじ様がどのような反攻を企ててくれるでしょうか。そして未だ「見え」ない謎の仮面の敵の正体は。次回も楽しみです。
しかし本当に見えない危険というのは、今回の鬼太郎で子供たちが性癖を開発される危険じゃないかと思うのですが。
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