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危険と希望は背中合わせ――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」12話感想


 鬼太郎が危険な目に遭う=ねこまながはかどるという希望。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第12話「首都壊滅!恐怖の妖怪獣」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 ゲゲゲの鬼太郎、6期12話を視聴。前回は見えない危険のお話であると書きましたが、誰かにとっての危険とは対立する相手の希望でもあります。今回はその裏返しの関係が活かされていたように感じました。
 狸達の日本征服によって狸の尻尾を生やした人間の密告やちょっとした失言が命取りになるなどといった見えない危険が可視化され、人々は疑心暗鬼の日々を送るわけですが、それは希望を隠すことであり同時に潜伏させることでもあります。まなは鬼太郎達がどうなったかという情報を持っておらず、ゆえにねこ娘達の来訪に心底ホッとする。しかしそこに鬼太郎が石にされてしまったという情報がもたらされ、再び希望は見えなくなってしまう。そしてそこで盲点となるのは「妖怪は要石になれば石にされるが、人間なら大丈夫ではないか」という、妖怪だけの集まりでは見えなかった希望でした。

 狸達との戦いにおいても、希望と危険は目まぐるしく入れ替わります。絶望的に思えた子泣きじじいいと砂かけばばあの「ここは俺に任せて(ry」は。石化を応用した攻撃で狸を足止めもすれば、砂太鼓という秘密道具でむしろ敵をほぼ全滅すらさせてしまう(もちろんこれには負担という危険が伴っているのだけど)。敵を翻弄する一反木綿が人質作戦を取った筈がボロボロにされふんどし扱いという憂き目にあったと思えば、それは形部狸に念力を止めさせる機会をもたらす。そしてまなの狸化の呪いとそれを解くチャンスはまなには全く見えていないものでしたし、狸化した彼女の意思を支えたのは。鬼太郎との思い出という「見えないもの」でした。

 要石はまなの奮闘によって壊され狸達の野望は潰えましたが、それによる形部狸の恨みは妖怪獣の動力となって鬼太郎達に襲いかかります。その反転を覆すのもまた、まなの手に要石の力が移っていたという見えない希望でした。そして更にその宿った力は勝利という希望ともたらすと共に、まなに仮面の男からの執着という見えない危険をも生み出します。ラスト、登校時のまなは「狸に従ったのを許す」のと「隙ありチョップ」の危険と希望を裏返しつつ、それらが見えていません。さてさて、この見えないものの正体が判明するのはまた少し先になりそうですが、一体彼女にはどんな運命が待ち受けているのでしょうか。

関連:
ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 感想リスト

ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第1話「妖怪が目覚めた日」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第2話「戦慄!見上げ入道」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第3話「たんたん坊の妖怪城」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第4話「不思議の森の禁忌」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第5話「電気妖怪の災厄」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第6話「厄運のすねこすり」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第7話「幽霊電車」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第8話「驚異!鏡じじいの計略」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第9話「河童の働き方改革」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第10話「消滅!学校の七不思議」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第11話「日本征服!八百八狸軍団」

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