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周囲を見落とせば――「プラネット・ウィズ」3話感想


 予想以上にイタい割に憎めないやつだった。



プラネット・ウィズ 第3話「復讐者・1」
©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project
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 「プラネット・ウィズ」3話を視聴。前回は多くの存在が相似と差異の両方を持っていることに触れましたが、それは「似たもの同士」という程度なら人は1人ではないと言うことです。

 家にも学校にもなじめずにいた宗矢は、今回の戦いを通して多少は先生達と打ち解けたし、学校も久しぶりに行ってみればオカ研に入部することになり結構楽しい時間を過ごすことができた。それは、自分と共通する所を大なり小なり見つけられたということでしょう。一方でやはりネビュラのセンスは宗矢には理解できないし、オカ研の面々もそれぞれジャンルは異なっていたりする。

 グランドパラディンにしても、指導者であってこれまで戦闘には加わっていなかった所長も念動巨神装光を使えることが明らかになる一方、彼の強さも彼の持つ「竜の力」の気配を頭抜けていることが分かる点では異なっていることもまた明らかになります。宗矢の言う「復讐者」という言葉も、命と笑顔の差異はあれど前回の戦いによって晴海もまた同質の存在になっている。

 1人でないのに1人と勘違いすれば、周囲を傷つけることになる。宗矢が敵の数を読み間違え、また作戦を無視したことで先生に怪我を負わせてしまったように。幻覚から1人脱した晴海が、故にネビュラウェポンにもう1人飛び込んでいた根津屋から脱出の機会を奪ってしまったらしきように。そして彼は、形は違えど宗矢にもグランドパラディンの面々にも大切な仲間です。果たして、この状況は次に何を生み出すのでしょうか。

関連:
プラネット・ウィズ 感想リスト

プラネット・ウィズ 第1話「光、七閃」
プラネット・ウィズ 第2話「ネビュラソルジャー」

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