見えない内に育つもの――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」18話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2018年夏アニメ

食べたりなかったのは温もり。
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第18話「かわうそのウソ」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション



ゲゲゲの鬼太郎、6期18話を視聴。今回の「見えてるものがすべてじゃない」要素と言えば、ねこ娘の農作業服、農家の仕事のイメージ、嘘やその理由……などでしょうか。ねこ娘は作業服を着ていてもやっぱりまなのお姉さんだし、まなは自分が見ていたのと違うねこ娘の姿に最初は戸惑いますが、最後にはねこ娘がねこ娘であることには変わりないと結論して目をキラキラさせる。ねこ娘の説く農作業の「育てる喜び」も、見ているだけではなかなか分からないところでしょう。
知っていることや知らないこと、嘘つきも含めて、それらは何かを育てていく。まなのねこ娘への敬意は今回の出来事でいっそう強くなったでしょうし、かわうその嘘は結果的に彼を寂しさから救う道を育みました。昔のままではいられないものですが、それもまた自然の一環と言えるのかもしれません。
ところで今回の話で「魚が切り身のまま泳いでると思っている子供が増えている」というお話を思い出した方もいらっしゃると思いますので、そのあたりを調べられた記事を貼っておきます。
魚は切り身のまま泳いでる!?子供を馬鹿にした「都市伝説」の正体(ありふれた事件)
また関連して「夏目漱石は米が稲から取れることを知らなかった」という話も思い出して調べてみたらこんなものもありました。
夏目漱石が知らなかったこと(伊予歴史文化探訪)
かく言う僕も、青果として並んでいる野菜や果物がなっている姿をみな把握しているかと問われれば否定せざるを得ません。国外由来のものも多いからとかそういう問題じゃないな……
関連:
ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 感想リスト
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第1話「妖怪が目覚めた日」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第2話「戦慄!見上げ入道」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第3話「たんたん坊の妖怪城」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第4話「不思議の森の禁忌」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第5話「電気妖怪の災厄」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第6話「厄運のすねこすり」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第7話「幽霊電車」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第8話「驚異!鏡じじいの計略」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第9話「河童の働き方改革」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第10話「消滅!学校の七不思議」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第11話「日本征服!八百八狸軍団」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第12話「首都壊滅!恐怖の妖怪獣」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第13話「欲望の金剛石!輪入道の罠」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第14話「まくら返しと幻の夢」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第15話「ずんべら霊形手術」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第16話「潮の怪!海座頭」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第17話「蟹坊主と古の謎」

にほんブログ村