繋ぐ手は変わっても――「ガンダムビルドダイバーズ」17話感想
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ドラゴンベビーかわいいなあ。
ガンダムビルドダイバーズ 第17話「共同戦線」
© 創通・サンライズ・テレビ東京



「ガンダムビルドダイバーズ」17話を視聴。今回のテーマの1つが「変えなくていいもの」と「変えた方がいいもの」であるのは明白ですが、発端から終わりまで、その見せ方がとても良い回であったと感じました。
ユッキーとドージは偶然共にミラーミッションに挑むわけですが、目指す背中は対照的です。
ドージにとってオーガは最初から遠い場所にいて、追いかけてもそこに追いつけない。相手が変わらないから自分が変わらなければならず、ゆえに彼はだまし討ちやブレイクデカールに手を出しました。
ユッキーにとってリクは最初は自分がガンプラを教えていた相手なのに、リクの成長はあっと言う間にユッキーを追い抜いてしまった。オーガは変わらないことでドージと距離を生んでいたわけですが、リクは逆に変わることでユッキーとの距離を生んでいるわけです。
距離を埋めるためには自分が変わらなければならない。そしてブレイクデカールはもってのほか――ここで思い出したのは、ブレイクデカールは不法ツールであると同時に「ポリシーを破壊するもの」でもあることでした。GBNの世界をどう楽しむか?ガンプラバトルをどう戦うか?ブレイクデカールはそれを歪めることによって、実際上の被害より大きな傷を使用者に与えていました。なら、ユッキーとドージが自分の戦い方を捨ててしまうのもまた「ポリシーを破壊する」ことに他なりません。だから今回のバトルは2人が自分のポリシー(戦い方)を思い出した上で、それを進化させることで勝利が得られるのでしょう。変えた方が良いもの、変えない方が良いもの――かつてその一線を誤ったドージが同行することで、ユッキーの成長劇は彼の後悔も助走台としたものになっていたように思います。もちろんドージにとっても、素直になるにはユッキーが1番の相手だったわけで。「皆で」挑むのは変わらなくても、「誰と」一緒に挑むかは時には変えてもいい。そういうことなのでしょう。アヤメが所属フォースを変えてもGBNを楽しんでいるように。
さて、次回はリクとタイガーのバトルのようで。そう言えば、必殺技についてはどうなるのかな……?
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