迷いという名の戦争――「シムーン」21話感想

涙の理由は。
シムーン 第21話「新天地への扉」
©創通映像・スタジオディーン/シムーン製作委員会
「シムーン」21話を視聴。アーエルの手の小ささに気付いたネヴィリルは、「戦争は当たり前にそこにあるものを見えなくするのね」と言う。当たり前にそこにあるもの、けれど見落としてしまいがちなこと。#simoun #シムーン pic.twitter.com/8MUpwYorOF
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年8月25日
今回の話ではいくつか、見えなかったものが見えるようになる。例えば死んだ仲間の魂の解放にこだわっていたユンこそが解放されたいと願っていることであったり、「分かんない」で済ませなくなったリモネであったり。見えてみれば至極自然なのに。#simoun #シムーン pic.twitter.com/lX0X7pNszz
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複合的な状況に陥った時、人はいつも当たり前にそこにあるものを見失う。いくつもの味が混ざった料理の美味しさであったり、リモネと逆に考えるほど分からなくなってしまうドミヌーラであったり。#simoun #シムーン pic.twitter.com/Jc1wML8cyi
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それはつまり、そこにあるものがある種の戦争状態なのだと思う。どちらが正しいと軽々に決められない、だから悩ましくて。#simoun #シムーン pic.twitter.com/2maePYj1aj
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過去に飛び、シヴュラの歴史が自分から始まった事を知ってしまったドミヌーラの心は大いに迷う。シムーンが無ければ歴史も変わっていたのではないか、自分の悩みも無かったのでは、そもそも自分は存在したのか――#simoun #シムーン pic.twitter.com/JuiYnZELMt
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そういう「戦争状態」のドミヌーラに、少しだけ成長したリモネは「当たり前にそこにあるもの」を提示する。シムーンが無かったらコール・テンペストの皆に会えなかった、ドミヌーラに会えなかったと。#simoun #シムーン pic.twitter.com/ILdQX0UhBL
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そうしてドミヌーラは選択をする。「シムーンが無かったら」という可能性を消す。それがどれだけ苦しいものか知っていてなお、全てを自分に帰す。#simoun #シムーン pic.twitter.com/pgJCLO4Omp
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2人が違う時代に生きている事を知ったネヴィリルはアムリアの生存の可能性を思い少女のようになる。そしてアーエルは表し難い嫉妬を抱く。これもまた、戦争――?#simoun #シムーン pic.twitter.com/YCrJBFrMgM
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関連:
シムーン 感想リスト
シムーン 第1話「堕ちた翼」
シムーン 第2話「青い泉」
シムーン 第3話「遠い戦争」
シムーン 第4話「近い戦争」
シムーン 第5話「白い孤独」
シムーン 第6話「傷と痛み」
シムーン 第7話「公海上空にて」
シムーン 第8話「祈り」
シムーン 第9話「審問」
シムーン 第10話「籠の鳥」
シムーン 第11話「共同戦線」
シムーン 第12話「姉と妹」
シムーン 第13話「理(ことわり)」
シムーン 第14話「冒さざるもの」
シムーン 第15話「一人、また一人」
シムーン 第16話「翠玉のリ・マージョン」
シムーン 第17話「遺跡」
シムーン 第18話「葬列」
シムーン 第19話「シヴュラ」
シムーン 第20話「嘆きの詩」

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