堕ちよ、その先のために――「シムーン」22話感想

恋する乙女のそれ。
シムーン 第22話「出撃」
©創通映像・スタジオディーン/シムーン製作委員会
「シムーン」22話を視聴。戦は終わる。アーエル達にできることはちっぽけで、しかし確かに存在する。本作はこれまで、堕ちた先にこそある希望を描いてきた。その意味で今回の話は墜ちるものにあふれ、同時に希望も描いているので非常に力強い。#simoun #シムーン pic.twitter.com/YDbYl9Ylei
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年9月1日
例えば神の乗機からただの飛行物体として礁国の飛行爆弾にぶつかり、それによって街への着弾を防ぐモリナスのシムーン。そしてそれによる怪我やロードレの介抱の下手さがワポーリフとの約束を生むこと。#simoun #シムーン pic.twitter.com/bDSrurRxDj
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例えば劣勢極まったこの状況でこそ迷いなく動くパライエッタの格好良さ。戦いしか知らないアーエルが巫女として人々を鼓舞する事への戸惑い、それでも彼女の姿が誰にも希望を与えること。#simoun #シムーン pic.twitter.com/V5YTJ7c7SV
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墜ちる、という意味で最後の迎撃戦は痛快極まりない。直接指示を出すためアヌビトゥフは艦長から自ら現場指揮官に堕ち、そしてその攻撃はシムーンとアルクス・プリーマが二段に分かれて降下する=「墜ちる」ことによって成功する。#simoun #シムーン pic.twitter.com/TQYER2y66f
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コール・テンペストの活躍にも関わらず、戦争の遂行能力に限界を感じた中央は和平条約の申し出を受け入れた。「関わらず」と言ってしまえるほどちっぽけで、しかしそれで守れたものがあるのも確かで。#simoun #シムーン pic.twitter.com/BcuhLzNEx4
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本土の制空権を奪われた状況での礁国と嶺国からの和平交渉は事実上の敗戦であり、また以前欺かれた痛みもある。しかしそこに墜ちた先に、戦いから解放される希望が混ざってもいる。#simoun #シムーン
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敗戦で終わるのであれば、アーエル達は更に墜ちることになるだろう。そこに彼女達は、何を見出すのか。#simoun #シムーン
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しかし19話のウインクと言い、アヌビトゥフって男の僕でも黄色い声援をあげたくなる人だ……#simoun #シムーン pic.twitter.com/bsEEA24td7
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関連:
シムーン 感想リスト
シムーン 第1話「堕ちた翼」
シムーン 第2話「青い泉」
シムーン 第3話「遠い戦争」
シムーン 第4話「近い戦争」
シムーン 第5話「白い孤独」
シムーン 第6話「傷と痛み」
シムーン 第7話「公海上空にて」
シムーン 第8話「祈り」
シムーン 第9話「審問」
シムーン 第10話「籠の鳥」
シムーン 第11話「共同戦線」
シムーン 第12話「姉と妹」
シムーン 第13話「理(ことわり)」
シムーン 第14話「冒さざるもの」
シムーン 第15話「一人、また一人」
シムーン 第16話「翠玉のリ・マージョン」
シムーン 第17話「遺跡」
シムーン 第18話「葬列」
シムーン 第19話「シヴュラ」
シムーン 第20話「嘆きの詩」
シムーン 第21話「新天地への扉」

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