並行と平行――「SSSS.GRIDMAN」7話感想
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画面の向こうにルパンダイブしたい。
SSSS.GRIDMAN 第7話「策・略」
©円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

「SSSS.GRIDMAN」7話を視聴。今回の話は、大雑把にはグリッドマンサイドとアレクシスサイドが相似する直線のように出来事を積み重ねていく。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
例えば教師に叱られるグリッドマン同盟とアカネに叱られるアンチ。例えば待ち合わせに遅れるアレクシスと最後に絢に着く裕太、遅れを詫びるヴィッターに遅れて姿を現す(変身する)アンチ。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
2つの直線は並行しながらも交わらない。同じ中華料理屋に行っても裕太とアカネの反応はまるで違い、裕太の心の内を言い当てたつもりのアカネの言葉は的外れ。結局、裕太はそこで料理を食べられない。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
中華料理屋でのやりとりもそうだが、アカネは様々な行為について、自分がするのは平気でも他人にされるのは堪えられない=交わらない。パンを潰す潰される、部屋に入る入られる、神様役をするされる……#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
しかし「平行」関係にしかならないのはグリッドマンサイドとアレクシスサイドに区切った場合であって、個々に分解した場合はまた別だ。「やるべきこと」で裕太とアカネは一瞬交わったし、アカネに自分は友達じゃないのと問われれば裕太は口を濁す。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
最たるはアンチで、彼はコピーによって他者と交わる。それは能力的な事だけではなく認識や行動においてもだ。アレクシスに怪獣を持ち込み、彼はアカネの役割をコピーする。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
作ったのが人形を操る怪獣っていうの、アカネとその作り出す怪獣(の模型)の関係がそのままコピーしててなんとも言えない気持ちになる。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
初回にいきなり変身したにも関わらず「グリッドマンが現れれば怪獣に戻れる」と発言したのもおそらく、「怪獣が現れなければ変身できない」という裕太の発言の(無意識的な)コピーだ。右目の傷は結果として、眼鏡の右側が割れたアカネのコピー……?#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
結局のところ、交わるか交わらないかを決めるのは「仲介役」なのだろう。怪獣少女の話で孤立しかけた裕太を救うマックスの証言や空の街、グリッドマンを空へと仲介するヴィッター。アレクシスはアカネとアンチの間を歪みをもって仲介する。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
ならば、裕太のまだあるやるべきこととは、アカネと何かを「仲介」することなのではないか。「繋ぐ」ことなのではないか。後半戦に入り、文字通り内海の混乱通り、物語は錯綜してまいりました。#SSSS_GRIDMAN
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年11月19日
関連:
SSSS.GRIDMAN 感想リスト
SSSS.GRIDMAN 第1話「覚・醒」
SSSS.GRIDMAN 第2話「修・復」
SSSS.GRIDMAN 第3話「敗・北」
SSSS.GRIDMAN 第4話「疑・心」
SSSS.GRIDMAN 第5話「挑・発」
SSSS.GRIDMAN 第6話「接・触」

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