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見えてる気持ちがすべてじゃない――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」39話感想


 イチャイチャしてんじゃないわよ!by沼御前



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第39話「雪女純白恋愛白書」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 「ゲゲゲの鬼太郎」6期39話を視聴。今回のゲスト・雪女のゆきは自分の気持が分からないことに苦悩します。根負けしたのだといいつつ手料理を作ることにしたり、別れた俊が他の女性と一緒にいるのを見て大嫌いと思いつつ涙を流したり……他の人から見れば彼女が俊を好きなのは一目瞭然なのですが、ゆき自身には見えていません。一方で徹夜で恋愛ゲームをした鬼太郎は夢現の境地で自分でもわけのわからない行動を取ってしまいますが、それは沼御前やねこ娘からは口説きにしか見えなかったりする。人の気持は行動に現れるものですが、それは当人にも他者にもその通りに受け取られるとは限らない。「見えてる世界がすべてじゃない」のです。

 大嫌いが大好きの裏返しであったり、喧嘩することが仲を深めるのに必要なことであったり。人間との交際を固く禁じるゆきの母もまた、人間との恋に落ちていたのだったり。人間と雪女の恋の繰り返しに言及するゆきの母を始め、期が変わり設定が変わっても鬼太郎へ好意を抱き続ける歴代ねこ娘の声優陣が出演していたことも、見えない部分で今回の話を支えていたように思います。雪女の話は伝承の時点で異類婚姻譚の場合も多かったのですから、今回鬼太郎で描かれた話もまたその繰り返しなのでしょう。



 しかし雪女は5期の葵もかわいい……という以上にけしからんかったな。大人気でした。

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