過去はただ後ろに――「荒野のコトブキ飛行隊」4話感想
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旋回する時の飛行帽の動きがとても好き。
荒野のコトブキ飛行隊 第4話「エリート砦」
©荒野のコトブキ飛行隊製作委員会

「荒野のコトブキ飛行隊」4話を視聴。過去は現在に大きな影響力を持つ。しかしそれとは別に、時はどんどん流れていく。そういう話だったのではないかと思う。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
「昔ちょっとね」と垣間見えるザラの過去は美しいもので、しかしそれが現在に戻ることはない。ロータの自販機が充実していたと言われても、空賊の襲撃で壊されてしまった今となってはカレーうどんもハンブルグサンドもパンケーキも食べることはできない。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
しかしそれがいかに口惜しくても、ザラが用意してくれた弁当は美味しい。過去は過去、今は今。そういう意味では、ロータが別の空賊に襲われたことでエリート興業が既に「過去の敵」としての兆候を見せているのは面白い。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
で実際、人事部長の裏切りでエリート興業とコトブキ飛行隊の敵対関係は過去のものと化す。奇襲で大きな被害を被ったのはあくまで過去、命と女を助けてもらったのがあくまで現在。姐さんの絵もザラを描くことで過去から抜け出す。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
過去の特技を活かして潜入、姐さんとの約束で人事部長を追いかけたザラもまた、過去に潜っている。人事部長を取り逃がすも急上昇で激突の危機を回避した彼女にかけられる言葉は「おかえり」――彼女は現在に戻ってきた。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
過去から抜け出すことを描くけれど、過去が否定されるものではけしてない。食べ損ねた自販機の食べ物は次の機会には食べられるかもしれない。壊れたエンマの隼は戻る頃には修理が終わっているはず。過去は現在を作るだけでなく、一周回って未来にやってくることもある。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
人死にが珍しくない世界ゆえの、カラッとした過去と現在の割り切り、そして未来への繋がりが見られた回だったのではないかと思います。先を見通すってそういうことよね。他と違う雷電の飛行音も印象的でした。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
ところでこの時のエンマを足以外も映してくれませんか#コトブキ pic.twitter.com/6zaGt5Mbvq
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月4日
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荒野のコトブキ飛行隊 感想リスト
荒野のコトブキ飛行隊 第1話 「月夜の用心棒」
荒野のコトブキ飛行隊 第2話 「さすらいの6人」
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