高さの壁――「エガオノダイカ」5話感想
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「舌状台地」っていきなり言われてもポカンとするのだが、先に絵があるとなんとなく分かるな。
エガオノダイカ 第5話「分隊の一夜」
©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

「エガオノダイカ」5話を視聴。舌状台地の王国軍の陣がどうなっているかは、帝国軍からは見えない。下から上が見えないのは当然の話だが、それは位置の上下だけでなく関係性の上下でも同様だ。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月5日
今にも出番があると身構えれば作戦が変わって待機を命じられる。ゲイルが分隊に来た理由も明かされはしない。戦えると主張してもにっこり笑って待機を指示される。下の立場の者に、上の考えは見えない。断片的な情報から推測するしかない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月5日
しかし逆に言えば、上にいては下が隠れて見えないこともあるのだ。上層部の作戦の甘さを分隊の皆こそは承知しているし、崖の上の王国軍の見張りは下方からの敵の接近に気付かない。ゲイルは戦闘が続行できるかの判断を最終的には部下のリリィ自身に任せる。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月5日
ステラとリリィの関係は、擬似的な姉妹という「上下」だ。孤独だったステラが見たリリィの笑顔の眩しさ。ステラが自分を必死に助けてくれた事と、その時初めて見たステラの心からの笑顔へのリリィの思いは、どちらも上下に隔てられ見えていない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月5日
回り込んで発見する敵陣、ゲイルやステラが重ね持つ上下関係。おそらくそれは、少数ながら裕福な王国と多数にして貧しい帝国の関係にも当てはまる。上下がそれぞれ互いを見ることができる日は来るのだろうか。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月5日
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エガオノダイカ 感想リスト
エガオノダイカ 第1話 「ソレイユの少女」
エガオノダイカ 第2話 「戦乱の真実」
エガオノダイカ 第3話 「微笑みの戦士」
エガオノダイカ 第4話 「希望の選択」

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