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味わえぬ救い――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」43話感想


 一線を越えずに済んだのは1人だけ。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第43話「永遠の命おどろおどろ」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 「ゲゲゲの鬼太郎」6期43話を視聴。今回は「道に外れた解決策」あるいは「救いに見えない救い」といったお話だったのかな、と思います。例えば不死の細胞の実証ができない小野崎が取ったのは、自分自身を使うとは言え人体実験という「道に外れた解決策」でした。小さな部分で見ても「学校帰りの買い物についてのまなの認識的ごまかし」や「寝ている時間での強引な連絡」なども「道に外れた解決策」だと言えます。
 毒や飛び降りなどと言ったある種の正統派の自殺の方法で死ねない小野崎が取ったのは、妖怪を退治できる鬼太郎に自分を殺してもらうという方法だったわけですが、これもまた道に外れています。他者に殺してもらうならそれはもう自殺ではないし、それは殺しの業を相手に背負わせることになる。虫のいい話であることを小野崎自身も自覚しているわけですが、その方法しか小野崎にはもう見つからない。

 そして今回はもう1人、道を外れかけた者がいます。小野崎の娘、美琴。彼女は自殺願望のある人間なら血を吸わせても構わないのではないかと考えたわけですが、それは自殺的行為を他者に行わせるという点で小野崎が鬼太郎に依頼したのと同じことなのですよね。だから目玉おやじはそんな道理はない(道に外れている)と説教するわけです。

 鬼太郎は結局、小野崎を殺しました。それによって彼は美琴から消えない恨みを買うことになりました。救いに見えない話なのですが、しかし小野崎は確かに罪と苦しみから解放されているし、美琴も父のために道を外れた行いをせずに済んでいる。ゆえに「道に外れた解決策」あるいは「救いに見えない救い」なのです。
 40話は苦しみに見えるがむしろ救いであるというお話でしたが、それともまた違ったテイストのお話でした。

<追記>


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