峡谷を脱せよ――「荒野のコトブキ飛行隊」6話感想

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荒野のコトブキ飛行隊 第6話「帰らざる無宿」
©荒野のコトブキ飛行隊製作委員会

「荒野のコトブキ飛行隊」6話を視聴。ザラやレオナが過去に潜った4話5話のように、今回はキリエが過去に潜るお話。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

ユーリアから前回の費用を受け取ったキリエは帰路、因縁の相手を見つけ突っかかる。過去に屈辱を受けたことが語られるわけだが、つまりキリエは相手を追いかけているのではなく、過去を追いかけている。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

過去を追い、過去に追いかけられてキリエは不時着する――高度を下げる。つまりそれは過去に潜るということであり、現在は誰もいなくなったお不幸山は潜った過去の先として回想を見せるにうってつけの場所だ。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

キリエが昔会ったサブジーはその時点（現在）において、ある種の世捨て人だった。体も弱っていた彼は、キリエとの出会いで飛行機乗りたる過去の自分に潜ることができた。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

しかし過去は潜るなら現在に力を与えることもできるが、過去そのものに戻ることはできないし惑溺するものではない。過去いた世界、過去いた場所に戻ることを否定してサブジーは1人どこかへ行く。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

キリエもまた、過去に潜り力を得るがそこには溺れない。過去レオナにもらった大切なマフラーを配線にする。サブジーの言葉を思い出して発進に成功する。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

コトブキ飛行隊の皆と再会したキリエの言葉は「ただいま」。4話のザラと同じだ。キリエもまた、潜った過去から戻ってきたのだ。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

本作のテーマと言えるものが見えてきたように思います。飛行帽をかぶったキリエのデザインは元々好きだったのですが、一層彼女を魅力的にに感じた回でした。#コトブキ

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月18日

関連：
荒野のコトブキ飛行隊 感想リスト

荒野のコトブキ飛行隊 第1話 「月夜の用心棒」
荒野のコトブキ飛行隊 第2話 「さすらいの6人」
荒野のコトブキ飛行隊 第3話 「ラハマの長い日」
荒野のコトブキ飛行隊 第4話 「エリート砦」
荒野のコトブキ飛行隊 第5話 「華麗なるアレシマ」


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