手のひらの上に、定かならぬ夢現――「エガオノダイカ」7話感想
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ヒューイの繊細さ。
エガオノダイカ 第7話「王宮のひまわり」
©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

「エガオノダイカ」7話を視聴。前回死を選んだように描かれたイザナは生きていた。生存者として描かれたピアースは兵士としての命を絶たれていた。失うも得るも、全ては錯覚に過ぎないのか。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月19日
王都陥落で決した帝国と王国の戦いは、アイネの想像を超えて長引いている。終わったと思われたものが終わっていない。一方でイザナ達が無断でユウキを落ち延びさせたことは辺境伯の失望を買い、ユウキが得たと思われた王性は失われつつある。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月19日
ピアースの送別会は、分隊の皆が失ったように思っていたものが実は残されていることを示す。良家の生活の名残り、料理好き、故郷でどんな人間であったかなど。そこで使われる食材もまた、失われていたはずのものだ。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月19日
しかし失われたはずのものが失われていなかったなら、得たはずのものを得られていなかったこともあり得る。ステラが新たに得たはずの家族が貧しさの前に消えたように。彼女が得た笑顔は弱さだとゲイルに指摘されることであったり。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月19日
見つけた人生の道標も。わずかに向けた温室の人への思いも。曖昧になり続ける境界線は得失をあやふやにして彷徨わせる。ヒューイは再び斜に構え、ステラはもう笑顔で飾れない。ピアースの死によるそれが得失のいずれかなんて、誰も軽々しく決められない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月19日
こうして見るとピアース、今回死ぬのに打ってつけのキャラだったなと思う。思うがそれは、僕の痛みを軽減してはくれない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年2月19日
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エガオノダイカ 感想リスト
エガオノダイカ 第1話 「ソレイユの少女」
エガオノダイカ 第2話 「戦乱の真実」
エガオノダイカ 第3話 「微笑みの戦士」
エガオノダイカ 第4話 「希望の選択」
エガオノダイカ 第5話 「分隊の一夜」
エガオノダイカ 第6話 「運命の岐路」

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