近づくほど遠く――「エガオノダイカ」10話感想
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新入りという隔たりを越えたと思ったら機体損傷で隔てられるガイさん……
エガオノダイカ 第10話「魂の発火」
©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

「エガオノダイカ」10話を視聴。国境を越えてなお戦いは続き、リリィはまだ占領していない地域も残っているという明白なことを聞かずにいられない。すなわち6話感想の第にもした「隔たりの先の隔たり」。というより、思い返してみればこれは別に6話に限ったものではない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月12日
再会したヨシュアは骸で話せない、離れて通信したイザナはその先で死ぬ、ハロルドもユウキの方針に理解を示したとたん戦死する。助けた孤児はゲイルに感謝しない、成長すればこそ方針を違える等々、「隔たりの先の隔たり」は死に限らず延々とと言っていいほど繰り返されてきた。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月12日
だから今回の話もその繰り返しだ。拒絶されなくともステラ達に孤児達は救えない。他者を自分と重ねて(湖に映った自分を見て)語るステラにリリィは同じく自分を重ね、そして彼女が湖ではなくステラを見つめて言葉を伝えても、ステラにはどう答えていいか分からない。#エガオノダイカ pic.twitter.com/GOZYwu6DaD
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月12日
隔たりを越えたらその先に隔たりがある。今回リリィ相手にはできなかった心からの笑顔を返したゲイルは戦死という形でステラと隔てられる。ゲイルとハロルドの相打ちという形で越えられた隔たりは、プロパガンダでハロルドだけが丁重に弔われる形で隔てられる。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月12日
「隔たりの先の隔たり」が本作全体に通じて言えると捉えたことで、僕の理解は1つ隔たりを越えられたように思う。しかしその先はやはり見えない。それもまた「隔たりの先の隔たり」なのか、そもそも僕の思い込みに過ぎないのか。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月12日
関連:
エガオノダイカ 感想リスト
エガオノダイカ 第1話 「ソレイユの少女」
エガオノダイカ 第2話 「戦乱の真実」
エガオノダイカ 第3話 「微笑みの戦士」
エガオノダイカ 第4話 「希望の選択」
エガオノダイカ 第5話 「分隊の一夜」
エガオノダイカ 第6話 「運命の岐路」
エガオノダイカ 第7話 「王宮のひまわり」
エガオノダイカ 第8話 「最後の伝言」
エガオノダイカ 第9話 「暁の挽歌」 *感想お休みのため欠番

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