隔たりの向こうへ届け――「エガオノダイカ」12話感想
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それがどんなに遠いとしても。
エガオノダイカ 第12話(最終回)「笑顔の代価」
©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会


「エガオノダイカ」最終回12話を視聴。全てのクラルスを止める事は完全な解決、皆の笑顔には程遠い。呆れる程の甘さだが、程遠いということは間に空隙があるということだ。これまでもずっと描かれてきた、越えられないが繋がれる「隔たり」があるということだ。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
隔たりは越えられない。リリィは守備兵から情報を聞き出せないし、レイラはステラに自分の娘である事を伝えられない。しかし隔たりあるまま繋がる事はできる。必死の防戦は重要性を感じさせ、母と知らずともレイラの言葉と行動はステラに響く。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
クラルスの止まった空を、鳥は飛ぶ。ユウキとステラから隔てられた空を飛ぶ。彼女達には見えない、隔てられた遠くへ飛ぶ。彼方の未来へ飛ぶ。鳥は隔たりを飛ぶのだ。クラルスでは飛べなかった空を飛ぶのだ。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
停戦はされても、両国の関係が完全に円満になったわけではない。ユウキが願う世界は、最終回を迎えてなお隔たりの向こうだ。けれど、それが越えられないものだとしても繋がりを求めてユウキは進んでいくのだろう。ステラはそれを見届けるのだろう。そういう、お話だったのではないか。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
全体に対する不満は昨日書いた通り。隔たりを描いたと見えるこの作品が、伝えたいものと伝わるものに関して今期指折りに隔たりのある作品になってしまったのは皮肉な話だと思う。どの層に訴えかけるつもりで作ったのだと問いたくもある。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
それでも、ユウキの望む結果と自身も自覚する見通しの甘さのギャップこそが「隔たり」なのではないかと感じた時、僕は少しだけ隔たりの向こうへ繋がることができたような気がした。それは錯覚かもしれないけれど、少しだけ隔たりの淋しさを忘れられる瞬間だった。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
けして高く評価はしない。けれど、僕はこの作品を見て良かったのだと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
腰痛めるからその持ち方はやめなさい。ところでこのおばあさん、レイラを演じたサトリナが声当ててませんか……? それはちょっとズルくないですか……?#エガオノダイカ pic.twitter.com/ePiIXuHAVs
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年3月26日
関連:
エガオノダイカ 感想リスト
エガオノダイカ 第1話 「ソレイユの少女」
エガオノダイカ 第2話 「戦乱の真実」
エガオノダイカ 第3話 「微笑みの戦士」
エガオノダイカ 第4話 「希望の選択」
エガオノダイカ 第5話 「分隊の一夜」
エガオノダイカ 第6話 「運命の岐路」
エガオノダイカ 第7話 「王宮のひまわり」
エガオノダイカ 第8話 「最後の伝言」
エガオノダイカ 第9話 「暁の挽歌」 *感想お休みのため欠番
エガオノダイカ 第10話 「魂の発火」
エガオノダイカ 第11話 「二人の決意」
思考記録:エガオノダイカと僕の感想と僕という人間
*三段かけて書いてますが、エガオノダイカ部分は第一段だけです。

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