荒野は無限の空――「荒野のコトブキ飛行隊」12話感想
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物語は終わっても、世界は終わらない。
荒野のコトブキ飛行隊 第12話(最終回)「夕陽のコトブキ飛行隊」
©荒野のコトブキ飛行隊製作委員会

「荒野のコトブキ飛行隊」12話を視聴。胸がいっぱいとは今の僕の気持ちを言うのだろう。今回の、そして全体のテーマを見て取るならば、(特に過去に対する)「自由」ということになるのではないかと思う。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
自由なのはキリエだけじゃなく、皆がだ。最後の戦いは皆が一丸となって……という感じじゃない。所属もバラバラのカミラやユーリアの護衛の双子、落とされているトキワギなどのてんでバラバラの様相に象徴されるように、皆が自由。望み薄でも元嫁に会いに行ってもいいじゃない。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
ケイトのように落とされたから終わりではない。エンマのように落とされてもスッキリしてもいい、ザラのようにサイテー!でもいい。チカやレオナのようにロケットや被弾を逆手に取ったっていい。やり方は、選択肢は豊富だ。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
そしてその自由は味方に留まらず敵にすら適用される。イサオがいなくなったことで空賊は従う義理がなくなり、自由な存在に帰る。キリエはそのイサオの自由すら妨げない。彼は穴に吸い込まれたのじゃない。自分が自由に望んでそこに突っ込んだのだ。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
イジツは見渡す限り荒野、どこで野垂れ死ぬともしれぬ世界。しかしそれはどこにでも行けるし選べる世界だ。荒野とは自由であり、僕が荒野というキーワードに感覚的に惹かれたのはこういった部分だったのだと理解できた。主な舞台は空でも、確かにこの作品は荒野を行く物語だった。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
飛行機に全然詳しくない僕でも唸らされる空戦シーンはもちろん本作の看板だが、僕はこの世界に生きる人がとても好きだった。物語の役割だけで分かった気になんかさせないぞと言わんばかりの、深みというより広がりのある人々。僕は彼女達の一面を覗き見たに過ぎない。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
その中でも、鈴代紗弓演じるキリエは、どこにだって行ける可能性に満ちた少女像が本当に魅力的だった。最初は宿敵と見れば見境なくしていた彼女が、最後はこんな顔で飛ぶんだもの。最高にテーマを体現していて、だから僕の胸はいっぱいになった。#コトブキ pic.twitter.com/DVZjtKtq3j
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
ソシャゲはジャンルそのものに燃え尽きてるのでやりませんが、BD-BOXとキリエのフィギュアーツZEROを予約しました。そうしたくなる、とても良い視聴時間であったことを記して感想を終えたいと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。#コトブキ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月1日
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荒野のコトブキ飛行隊 感想リスト
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荒野のコトブキ飛行隊 第2話 「さすらいの6人」
荒野のコトブキ飛行隊 第3話 「ラハマの長い日」
荒野のコトブキ飛行隊 第4話 「エリート砦」
荒野のコトブキ飛行隊 第5話 「華麗なるアレシマ」
荒野のコトブキ飛行隊 第6話 「帰らざる無宿」
荒野のコトブキ飛行隊 第7話 「ナサリンの1ポンド硬貨」
荒野のコトブキ飛行隊 第8話 「大飛行船強盗」
荒野のコトブキ飛行隊 第9話 「赤とんぼの風来坊」
荒野のコトブキ飛行隊 第10話 「情け無用の爆撃機」
荒野のコトブキ飛行隊 第11話 「イケスカの決闘」

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