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別れる世界、覗き込む世界――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」52話感想


 少女はいつか失踪してしまう。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第52話「少女失踪!木の子の森」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 「ゲゲゲの鬼太郎」6期52話を視聴。「見えてる世界がすべてじゃない。」今回のゲスト、桃山雅は木の子の世界という見えない世界に紛れ込むわけですが、彼女の見た見えない世界とは、それだけではなかったように思います。

 雅はとても子供らしい子供であり、母親がなぜ口うるさく言うのかが理解できません。どうしてテストの成績を叱るのだろう、どうしてもっとSNS映えする料理にしてくれないのだろう……彼女にとって母親の、大人の価値観とは「見えない世界」にあるものなのですね。ですが木の子の世界は人間の世界より遥かに時の流れが早く、雅をあっという間に成長させてしまいました。そうして大きくなった彼女は、泥団子を美味しいとも思えなければ散らかった部屋や汚れた衣服を放っておけなくなっている自分に気が付きます。彼女の価値観は、数年の間に母親のそれに近づいていた。それを考えると今回の話は、永遠に子供のままの世界に紛れ込むことでむしろ「大人の世界」を疑似体験するお話だったと見ることができるわけです。

 まなと同級生であることを考えると、雅の年齢は13歳。本当に無邪気なだけでいられるわけではなく、かといって大人にはまだほど遠い時期。木の子の世界にさよならをし、そしていつまでも子供のままじゃないと母親に手伝いを申し出る2つの終わりにもそれが感じられる回でした。

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