遠縁の報い――「さらざんまい」3話感想

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さらざんまい 第3話「つながりたいけど、報われない」
©イクニラッパー／シリコマンダーズ

「さらざんまい」3話を視聴。カパゾンビの尻子玉を抜き、ケッピに届けた人間は知られたくない秘密を知られてしまう――カパゾンビとの戦いは副題通り、報われないものだ。皿も残念ながら銀の皿。#さらざんまい

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月28日

秘密を知られ、取り返したミサンガを鼠に奪われ報われない燕太は、しかし同時に報いない人間でもある。魚をもらったことに感謝せず、助けてくれた悠を一稀と錯覚する。カパゾンビに襲われる姉を見て心配するのは足のミサンガ。#さらざんまい

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月28日

カパゾンビはみな「死に損だ」と報われなかった事を嘆いて消えていく。カパゾンビを生み欲望エナジーを上納している新星と阿久津も、見合った（報いた）成果を出せずお叱りを受ける。#さらざんまい

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月28日

報いず報われない、さらざんまいの世界もまたそういう「繋がれない」世界だ。しかし、報いの形は1つとは限らない。#さらざんまい

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月28日

悠はサッカーボールに触れ燕太が皿を必要とする理由を聞いて、譲ろうとはしなかった。それはきっと、燕太が真剣だと感じたからこそだ。自分と同じく真剣だと思ったからこそ、同情すべきではないと思ったから。そういう報い方だってある。#さらざんまい

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月28日

燕太が取り戻せなかったミサンガが、春河が回収していた物の方で戻ったように。一稀の友情が燕太の好意を読んだように。別の形で「繋がる」ことだってある。この物語は一体、何に繫がっていくだろう。#さらざんまい

— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年4月28日

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さらざんまい 感想リスト

さらざんまい 第1話 「つながりたいけど、偽りたい」
さらざんまい 第2話 「つながりたいけど、奪いたい」