FC2ブログ
Welcome to my blog

Wisp-Blog

ARTICLE PAGE

どの世界にも敵味方――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」58話感想


 メイド鬼太郎の演技指導はねこ娘がしたのかどうなのか。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第58話「半魚人のかまぼこ奇談」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
190602_03.jpg
190602_04.jpg
190602_05.jpg
 「ゲゲゲの鬼太郎」6期58話を視聴。今回は「どこの世界にも敵も味方もいるよ」というようなお話だったのかな、と思います。
 半魚人がかまぼこ工場を経営していたのは、人間の世界は金さえあれば全てが味方になってくれる世界だと感じていたからでした。逆に言えば、妖怪の世界はちんけな妖術しか使えないと自嘲する彼にとっては敵ばかりの世界だったと言えます。だから彼は、妖怪に対してはいくら裏切っても気に病みません。ダイオウイカにした鬼太郎を騙して使役し、半妖のねずみ男も通販のノウハウを吸収すれば遠慮なくクビにしてしまう。

 そういう彼が受けるのはまず妖怪の世界からの反撃であり、女装した鬼太郎に恋心を弄ばれ(誰だこんな計画立案したの……)、妖怪病院で自ら妖怪の体を捨ててしまいます。人間の体になることは彼にとって味方しかいない世界への転生であったはずですが、しかし次に受けるのはその人間の世界もけして味方ばかりではないということでした。そのきっかけになるのが半妖、つまり半人間のねずみ男というのもなんだか面白い役回りです。

 妖怪の世界で同じ妖怪の「敵」に裏切られた鬼太郎が同じ妖怪の「味方」に助けられる一方、人間の世界で金という「味方」に助けられていた半魚人が同じ「敵」に手ひどい目に合わされる。これだけでも釣り合いは取れているように思いますが、それで済まさないのが今回の話の優しいところ。「元は妖怪で今は人間」の半魚人は「半分妖怪で半分人間」とある意味で近く、また価値観も同じようなものを持っているねずみ男と再会するところで終わります。孤独な世界に取り残されてしまったようでも、彼にはまだ敵でも味方でもある仲間がちゃんといるのです。わざわざ描かれることはないでしょうけども、2人が性懲りもなく金儲けを企んでこずるく出し抜きあう姿もちょっと見てみたいなと思いました。ともあれ、なんとも混沌としたお話だったのではないでしょうか。

関連:
ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 感想リスト

ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 2018春~夏感想リスト
ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 2018秋感想リスト
ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 2019冬感想リスト

ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第50話「地獄からの使者 鵺」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第51話「閻魔大王の密約」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第52話「少女失踪!木の子の森」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第53話「自己愛暴発!ぬけ首危機一髪」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第54話「泥田坊と命と大地」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第55話「狒々のハラスメント地獄」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第56話「魅惑の旋律 吸血鬼エリート」
ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第57話「鮮血の貴公子 ラ・セーヌ」

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加

2 Comments

通りすがりの幻想殺し  

>メイド鬼太郎の演技指導はねこ娘がしたのかどうなのか。

そもそもあの復讐劇は鬼太郎が自分で考えたのか仲間の知恵なのか
というか、鬼太郎は女装した自分に半漁人が惚れると確信してた事になるわけで、そんなに自信があったのか、と聞きたくなります
あと真名が今回の件を知ったら、特に女装した鬼太郎を見たら何と言うか知りたいところです

>2人が性懲りもなく金儲けを企んでこずるく出し抜きあう姿もちょっと見てみたいなと思いました。

まあ、バイトテロをやったのは明らかにねずみ男なので、口汚く喧嘩する可能性もありますけどね
根本的に似てる部分がある二人なので和解する可能性もありますね

ちなみに、今回のカオスな話、なんと9割近くが原作通りです
アニオリなのは大体が以下の通りです
砂かけが株を成功させて金持ちだった(そもそも原作では鬼太郎かまぼこがあんなに高価ではなかったのでそんなにお金が必要ありませんでした〕
女装した鬼太郎が絶世の美女だった(原作ではカツラやメイド服は着てますが顔は鬼太郎のまま)
ねずみ男が半漁人への報復にバイトテロをした
半漁人の結末(原作では病気になって寿命を迎えます)

2019/06/03 (Mon) 18:48 | EDIT | REPLY |   

闇鍋はにわ  

>通りすがりの幻想殺しさん

コメントありがとうございます。

>そもそもあの復讐劇は鬼太郎が自分で考えたのか仲間の知恵なのか
>というか、鬼太郎は女装した自分に半漁人が惚れると確信してた事になるわけで、そんなに自信があったのか、と聞きたくなります
謎ですよねー。鬼太郎がノリノリになるタイプの作戦とも思えないんですが、そこまで怒り心頭だったのかw

>あと真名が今回の件を知ったら、特に女装した鬼太郎を見たら何と言うか知りたいところです
あー、「鬼太ねえさん」とか言い出すのもそれはそれで見てみたいかもしれません。


>まあ、バイトテロをやったのは明らかにねずみ男なので、口汚く喧嘩する可能性もありますけどね
>根本的に似てる部分がある二人なので和解する可能性もありますね
喧嘩はするでしょうね、あの後もこれからも。そしておっしゃるように根本的に似ているところがあるので、上手い話に向かってまた二人で突っ込んでいくと思うのです。


>ちなみに、今回のカオスな話、なんと9割近くが原作通りです
>アニオリなのは大体が以下の通りです
>砂かけが株を成功させて金持ちだった(そもそも原作では鬼太郎かまぼこがあんなに高価ではなかったのでそんなにお金が必要ありませんでした〕
>女装した鬼太郎が絶世の美女だった(原作ではカツラやメイド服は着てますが顔は鬼太郎のまま)
>ねずみ男が半漁人への報復にバイトテロをした
>半漁人の結末(原作では病気になって寿命を迎えます)
詳細にありがとうございます。原作に近いとは聞いていましたが、そこまでとは想像もしませんでした。まさかバイトテロまでとは。
病気になって寿命を迎えるよりは今回の方が幸せかもしれませんね。

2019/06/03 (Mon) 22:17 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment