線で見えない、円で見えるもの――「さらざんまい」9話感想
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それは視点を変えて見えるもの。
さらざんまい 第9話「つながりたいけど、伝わらない」
©イクニラッパー/シリコマンダーズ

「さらざんまい」9話を視聴。二者を繋ぐ線では円は描けない。円(縁)を描いて繋ぐには三者が必要になる。それを、驚きと痛みを伴って感じられる回だった。(続)#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
誓と2人行くことにした悠は、マサと出会うことで誓に自分の知らない本当に悪い一面があることを知る。それは誓と悠の二者の線だけでは見えなかったものだ。でも、知らない一面を見たのは悠だけか?否。(続)#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
誓もまた、悠に自分の知らない一面を見ている。知らない友人、知らない内にすり替えていた拳銃、恐れることなく追っ手を撃つ強さ。それは誓と悠の2人だけの関係では可視化しなかったものだ。燕太や追っ手という三者目が存在して初めて見えたものだ。(続)#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
一稀に燕太の思い(好意ではないが)や悠との過去の接点を見せてくれたのも、その相手自身ではなく燕太の姉音寧や春河だ。三者目がいて初めて、まあるい縁は繋がる。一稀と燕太だって、最初に繋がったのはサッカーという三者目を通じてだった。(続)#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
それは残酷なことに玲央と真武にしても同様で、二者だけの線は玲央に真武が元に戻ったと勘違いさせてしまう。三者目――カワウソの存在が縁を作り、玲央に真実を教える。その内の欲望すら共に。(続)#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
誓と悠は相手とそれぞれの背負う暗いものの線だけを見てその関係は決裂する、かに見えた。でも、それを繋いだのは皮肉にも追っ手のタカの銃弾という「三者目」だった。知らないものを持っているのも本当、でも知っていたことも嘘じゃないと、三者目が教えてくれた。(続)#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
2人じゃ足りない、3人じゃないと駄目なんだというのは以前感想を書いた「機動戦士ガンダムNT」を思い出す部分があります(唐突なステマ)。残り2話、どうなるのかな。https://t.co/SUoWT8yf6m#さらざんまい
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
関連:
さらざんまい 感想リスト
さらざんまい 第1話 「つながりたいけど、偽りたい」
さらざんまい 第2話 「つながりたいけど、奪いたい」
さらざんまい 第3話 「つながりたいけど、報われない」
さらざんまい 第4話 「つながりたいけど、そばにいない」
さらざんまい 第5話 「つながりたいけど、許されない」
さらざんまい 第6話 「つながりたいから、諦めない」
さらざんまい 第7話 「つながりたいけど、裏切りたい」 *感想お休みのため欠番
さらざんまい 第8話 「つながりたいけど、もう会えない」
さらざんまい 第9話 「つながりたいけど、伝わらない」

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