戻り進みて行く道――「Fairy gone フェアリーゴーン」10話感想
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ぐるぐる回って生まれ直す。
Fairy gone フェアリーゴーン 第10話「災いの子」
©2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会

「Fairy gone フェアリーゴーン」10話を視聴。大臣に任じられたベルウッドだが、気を引き締めようと正式な辞令前は次官の呼び方に戻させる。それは「戻ることで進む」ということであり、この回の中心となるものだと思う。(続)#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
戻る描写とは再認識や繰り返しの描写でもあり、今回の話では過去の要素が色々と引っ張り出される。そういえばウルフランは人工妖精を何か密売しようとしてたんだっけ。(続)#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
それは物語の整理であり、同時にマーリヤとフリーの内心に残る悩みを引っ張り出すことでもある。「話を聞いていないマーリヤ」の再演などは連鎖して視聴者の記憶を呼び起こす。(続)#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
マフィアの下っ端として初登場したマーリヤは、別組織だが再びマフィアの内に「戻る」。違法な妖精器官が認められる公の組織ドロテアとマフィアだが違法行為はしないビャクレーは正反対の位置にあり、マーリヤだけでなくフリーター達にも行く、戻るの位置を与える。(続)#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
ヴェロニカに再会するために入ったドロテアだったが、マーリヤにはそこも大切な場所になってしまった。大切だから自分の存在で不幸にしたくない。そうして去ることを、フリーは逃げることだと言う。(続)#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
マーリヤを最終的に勇気付けたのは、彼女を「戻らせる」言葉だ。ヴェロニカと再会するために入ったのだろうという、始まりに立ち戻らせる言葉だ。戻ることでマーリヤは再び進める。進むことで、その道のりはドロテア本部のあるロンダキアへ戻ってゆく。(続)#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
1クール目の終わりに向けて足元を踏み固める、そういう回だったのかなと思います。ただ、マーリヤの「災いの子」という自己認識にあまり心を動かされてないのも正直なところではある。さてさて、いよいよ波乱が幕を開けそうです。#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
追記。この「戻って進む回」で世界が戦争に戻ろうとしているのは皮肉な作りではあるな。#フェアリーゴーン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月10日
関連:
Fairy gone フェアリーゴーン 感想リスト
Fairy gone フェアリーゴーン 第1話「灰かぶりの少女」
Fairy gone フェアリーゴーン 第2話「狼の首輪と白鳥の羽」
Fairy gone フェアリーゴーン 第3話「欲ばりキツネと嘘つきカラス」
Fairy gone フェアリーゴーン 第4話「せっかち家政婦とわがまま芸術家」
Fairy gone フェアリーゴーン 第5話「黒い月と迷い子の唄」
Fairy gone フェアリーゴーン 第6話「旅の道連れ」
Fairy gone フェアリーゴーン 第7話「がんこな鍛冶屋と偏屈ウサギ」
Fairy gone フェアリーゴーン 第8話「舞台そでの笛吹き」
Fairy gone フェアリーゴーン 第9話「転がる石と七人の騎士」

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