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勇気の源泉――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」60話感想

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 少年にとってのそれは。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第60話「漆黒の冷気 妖怪ぶるぶる」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 「ゲゲゲの鬼太郎」6期60話を視聴。強くなりたいと願う少年・裕太のお話であったわけですが、それを描くにあたっては彼なりの強さというものが念頭に置かれていたように思います。犬山父子のキャンプに裕太と同行する蒼馬、大翔は今回も裕太を困らせますが、それは以前のように悪意を持ってものではありません(だから余計に困るとも言う)。悪役のようには描かれない2人の立ち位置はコミュニケーション上の上位者とでも言うべきものでもあるわけですが、それは強い者の証明であるか?と言えばノーでしょう。彼らは怖いものを本当にただ「知らない」だけであって、巻物を燃やしてしまったようにその行動には愚かさも含まれている。

 裕太は怖れを「知っている」少年です。知っているから探検に行こうと言われても危険な妖怪の可能性を考えるし、異常事態を妖怪が起こしたものだと知っているから動けない。もし彼が1人の時に勇気を振り絞って助けに行こうとしたら、炎の側を離れた彼もたちどころにぶるぶるに襲われていたことでしょう。

 裕太は「知っている」ことを力に、勇気に変えられる少年です。彼は目玉おやじの言葉によって、人間は他人のためなら強くなれるのだと「知り」ました。妖怪ぶるぶるがあくまで人を寒くさせる妖怪であることを「知った」からこそもう怖くないと叫ぶことができました。近くに温泉があると「知っている」から、体の中にぶるぶるが入った凍死の危機にもそこへ連れて行ってもらうようお願いできました。

 ラストシーン、裕太はトカゲを見せられてびっくりすることは変わりません。強くなることは鈍感になることではない。しかし一方で彼は、トカゲに対して「知りたい」ということを原動力に変えてその後のリアクションを変化させます。きっと、そのような形が彼にとっての強くなるということなのでしょうね。

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 今週最大のうらやましカット。重力に感謝せよ。

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