己のまま、はみ出せ――「どろろ」23話感想
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それはきっと、遠くに。
どろろ 第23話「鬼神の巻」
どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

「どろろ」23話を視聴。どろろは、力を持っても心持ち次第で修羅鬼神にはならないと叫ぶ。乱暴に言えばそれは「自分であるまま変われる」ということであるように思う。(続)#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
ミドロ号も陸奥も兵庫も他者から力を与えられた存在であり、それは彼らという存在自体を危うくさせる。しかしそれでも、子馬や多宝丸への思い――心持ちが彼らを彼らに踏み止まらせる。(続)#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
縫の方もまた、何もできずとも、無力でも2人の母として多宝丸と百鬼丸のところへ行かねばならぬと思い定める。彼女が進むのは力を持ちながら修羅鬼神にはならぬ道ではなく、力を持たずとも仏にならぬ道。(続)#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
「2人の母」という縫の方の台詞に寿海の出番が被るのが大変よろしい。彼もまた、狭間でもがいてきた日々から、己であるまま何か変わろうとしている。(続)#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
百鬼丸と同じ視界という力を得るに至った多宝丸も、それでもなお己を失ってはいない。陸奥と兵庫の死に慟哭し、百鬼丸をおびき寄せる城からは部下を退去させる。(続)#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
景光は変わらない、あるいは戻れない。領主に自分を埋没させた彼は既に変わっているから。その果てが息子に援軍も差し向けられず、己が間違っていた可能性も認めるわけにはいかない苦境。(続)#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
果たして、狭間に惑う百鬼丸の行く末は。ただまあ、「自分であるまま変われる」というのが今ひとつピンとこない。心持ちの問題であるから一様に示されるものでもないけれど、僕が次回の話にそれを見出だせるかとても不安です。#どろろ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月18日
関連:
どろろ 感想リスト
どろろ 第1話 「醍醐の巻」
どろろ 第2話 「万代の巻」
どろろ 第3話 「寿海の巻」
どろろ 第4話 「妖刀の巻」
どろろ 第5話 「守小唄の巻・上」
どろろ 第6話 「守小唄の巻・下」
どろろ 第7話 「絡新婦の巻」
どろろ 第8話 「さるの巻」
どろろ 第9話 「無残帳の巻」 *感想お休みのため欠番
どろろ 第10話 「多宝丸の巻」
どろろ 第11話 「ばんもんの巻・上」
どろろ 第12話 「ばんもんの巻・下」
どろろ 第13話 「白面不動の巻」
どろろ 第14話 「鯖目の巻」
どろろ 第15話 「地獄変の巻」
どろろ 第16話 「しらぬいの巻」
どろろ 第17話 「問答の巻」
どろろ 第18話 「無常岬の巻」
どろろ 第19話 「天邪鬼の巻」
どろろ 第20話 「鵺の巻」
どろろ 第21話 「逆流の巻」
どろろ 第22話 「縫の巻」

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