掛け違い、互い違い――「キャロル&チューズデイ」11話感想
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ガスさんいいとこ無いなあw
キャロル&チューズデイ 第11話「With or Without You」
©ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会

「キャロル&チューズデイ」11話を視聴。安心と裏腹の厳しい言葉、渡したかったのに渡せないプレゼント。今回の話は一見してすれ違い、「掛け違い」が描かれていることが分かるが、そこには同時に「互い違い」も存在している。(続)#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
例えば、アーティガンの俺様ロングトークは普段なら鬱陶しいが今回は時間稼ぎにうってつけ。例えば、ギターを上手く乗せられなかった曲はチューズデイが腕を負傷した今回にはむしろ向いている。それは掛け違いというよりは凸凹がかみ合った「互い違い」と言うものだ。(続)#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
負傷や戸惑いはキャロル&チューズデイの歌に掛け違いを引き起こすが、カトリーヌはそれを互い違いだと評して勝者にする。アンジェラとダリアの会話は最初こそ互い違いの様相を見せるが、掛け違いの誤解と知れてアンジェラは胸を撫で下ろす。かわいい。(続)#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
「掛け違い」と「互い違い」の境は曖昧で、容易に変わってしまう。ベニートの質問とキャロルの答え、ケイティの行動とアンジェラの疑念、ピョートルの努力家の一面とそれを見せない格好良さ。そして、互い違いと掛け違いがどこまでもチューズデイと合わないシベール(続)#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
座る椅子の形と向きのように、キャロルとチューズデイは掛け違う。兄が自分を認めて去ったのを知らぬチューズデイが誰も探しに来ないと言い、直後に「汚れ仕事」と嫌悪をあらわにした迎えが来る。一連のシーンは何重にも掛け違いが積まれていて、思わず唸ってしまった(続)#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
かくして、掛け違いは物理的な距離にまで及んで11話は幕を下ろす。それはきっと、大きな互い違いを生むためにキャロルとチューズデイが越えるべき試練なのだろう。次回、はなればなれの2人の行動が楽しみです。(続)#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
追記しておくと、ライバル意識がフェアプレー精神に繋がるアンジェラの互い違いとか、キャロルの喜びの抱擁が火傷したチューズデイには痛くてかなわないところなんかも「互い違い」や「掛け違い」の描写として印象深いところでした。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
今週のキャロル&チューズデイ、とても良かった。火曜のどろろ感想が上手く書けなくてモヤモヤしてたのだけど、そんな気持ちが吹っ飛んでくれた気がする。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月20日
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キャロル&チューズデイ 感想リスト
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