もっと遠くへ――「キャロル&チューズデイ」13話感想
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どこまで行ける?
キャロル&チューズデイ 第13話「Walk This Way」
©ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会

「キャロル&チューズデイ」13話を視聴。様々な「彼方の同志」を結んで終わったマーズブライテスト。アンジェラは繋がった同志と共に歩む。キャロルとチューズデイは更に彼方にいる同志を求めに行く。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
共にデビューの機会を与えられたキャロル&チューズデイとアンジェラだが、両者はその周囲も含め共に歩むことにはならない。ガスとダリアは相変わらず会えば喧嘩ばかりだし、アンジェラはキャロル&チューズデイを認めたことを正面には出さない。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
両者は彼方にある。しかし前回が両者を「彼方の同志」として結びつけたのなら、彼方にあることはむしろ健全なことだ。近くにいようとする者が同志とは限らない――多数名乗り出たという怪しいキャロルの家族のように。ガスいわく、契約条件が意外と縛りが多かったように。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
むしろ近くでないからこそ、計れる志というものもある。キャロルの父と思しき男・ダンはそれを名乗り出ない。今更合わせる顔が無いと言うのなら、それは彼が娘を愛している証明だろう。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
かくて、一度交わったキャロル&チューズデイとアンジェラは再び彼方の、正反対に見える道をゆく。アンジェラは彼女の姿を見るために集まったマスコミの前で歌う。キャロル&チューズデイは自分達に興味のない無法の人々の前で歌う。そしてそれは対立ではない。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
チューズデイの母ヴァレリーは支持者の集会で不法移民の退去を宣言し、チューズデイがその対象であろう人々の前で歌っているのは面白い。シリアスな政治と享楽の音楽は結びつかない? 否、彼方に見えるそれは繋がり得るのだ。それは母子すら再び繋げるかもしれない。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
繋がれた同志とだけ歩むのなら、そこには限界がある。アンジェラはプロモーションを受けて更に多くの人と繋がっていく。そしてキャロル&チューズデイは、自分と繋がれそうもない更に彼方の人へと手を伸ばしていく。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
伝説のプロデューサーだと言うトビーはとにかくキレる。気に入ってもキレる。十数年音楽とは無縁で、姿を現してもろれつが回っていない。端的に言ってお近付きになりたくない御仁だが、それはつまり彼がこれまで以上に「彼方」にいる人だと言うことだ。#CandT
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
そんな彼と、キャロル&チューズデイはどのようにして繋がるのだろう?
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月11日
後半クールはきっと、どーんと世界が広がっていく。そんな予感のする13話でした。次回も楽しみです。#CandT
関連:
キャロル&チューズデイ 感想リスト
キャロル&チューズデイ 第1話「True Colors」
キャロル&チューズデイ 第2話「Born to Run」
キャロル&チューズデイ 第3話「Fire and Rain」
キャロル&チューズデイ 第4話「Video Killed the Radio Star」
キャロル&チューズデイ 第5話「Every Breath You Take」
キャロル&チューズデイ 第6話「Life is a Carnival」
キャロル&チューズデイ 第7話「Show Me the Way」
キャロル&チューズデイ 第8話「All The Young Dudes」
キャロル&チューズデイ 第8話「Dancing Queen」
キャロル&チューズデイ 第10話「River Deep, Mountain High」
キャロル&チューズデイ 第11話「With or Without You」
キャロル&チューズデイ 第12話「We've Only Just Begun」

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